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パウダーコート塗装時の腐食による発砲・気泡について

2012年8月26日
当社での4本リフレッシュ、色変え塗装は基本的には
全てパウダーコートで塗装しています
パウダーコートについてはこちら

パウダーコートは焼付け硬化温度が200℃ほどに達するために
除去しきれない腐食痕が残る物や古い鋳造製の物は、
内部から異物、空気が沸いてきて表面の塗膜を押し上げ気泡となってしまいます

カラー塗装仕上げの場合は表面にウレタン塗装を施す事で解消は出来ますが
その場合の最終塗膜性能はパウダーコートではなくウレタン塗装という事になります

マグネシウムホイールも上記の場合同様です こちら

中でもリムのポリッシュ後のクリアー塗装はパウダーコートで塗装するか
ウレタン塗装で塗装するかの選択を迫られます。
ポリッシュ面素地へのクリアー塗装は、密着性や以後の耐久性を考えると
断然パウダーコートが良いのですが、上記の理由でウレタン塗装にせざる負えない
事も多々あります。


以下はリムのポリッシュ後にパウダーコートクリアーを塗装した時の
腐食痕からの気泡です。目視ではほとんど確認出来ない腐食痕からも
このように気泡が発生します




これは酷い場合ですが、極少量の目立たない程度であれば
パウダーコートの方が良いと思います


ポリッシュ面へのクリアー塗装有り無しの見た目、メリット・デメリットについてはこちら