鋳造ホイールの切削ポリッシュ(ダイヤモンドカット)の巣穴について
単純な違いとして、鍛造は金属密度が高く、鋳造は金属密度が低い(粗い)です。
その鋳造ホイールを再切削修理(再ダイヤモンドカット加工)すると、
金属内部の巣穴が出現する物も中にはあります。
この例は近年のBMW純正ホイールの再ダイヤモンドカット施工後です。
全体に満遍なく針で突いた跡のように点々と見えますが、これは表面薄皮1枚を再切削で落とし、
新たな層になりますが、その層がこのような材質だったという事です。
こればかりは、金属内部まで見えませんし「やってみなければわからない」となります。
再度切削して無くなるか、酷くなるか、変わらないか、も再施工してみなければわかりません。
国産鋳造ですと滅多にこういう材質はありませんが、国産鋳造でも古い時代に製造された
古い物ですと、以下のような事もあります。
ダイヤモンドカットは単純には3D旋盤での切削肌ですので、金属を削り出したそのままの肌です。
つまり技術的に上手い下手によってこのようになるものではなく、その金属の持っている
材質に全て依存されます。
鍛造ホイールの同場合のシマ模様に関してはこちら