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アルミホイールの「ディスクとリムの勘合」とは?

2024年7月27日
勘合とは、何かと何かが合わさっている面、密着している面の事を言いますが、アルミホイールの場合は、ディスクのリムが嵌る部分の事を指します。

矢印の突起の事を勘合と呼びます。

このディスクは、アウターリムの上からディスクを組付けるオーバーディスクと言うタイプのディスクですが、インナーリムの裏から組付けるアンダーディスクタイプは、勘合の突起が表面外周にあり、アウターリムとインナーリムの間にディスクを組むサンドイッチタイプは表裏両方に勘合の突起があります。



リムの勘合も同じくディスクが嵌る部分の事を言います。



ディスクの勘合の突起にリムの内径がぴったり引っ掛かり、それでセンターが出て剛性も確保される構造となっております。

ディスクの勘合突起の高さは、アウター/インナー一体の2Pリムは、勘合突起の高さはリム1枚分の厚みの高さ、アウター/インナー別々になる3Pの場合は、勘合突起の高さはリム2枚が引っ掛かる分の高さがあります。

元々3Pのタイプをリム交換リバレルする時は勘合の高さも心配ありませんが、元々2Pのタイプをリム交換リバレルする時は勘合の高さが足りなくなります。

アウター/インナー一体の2Pリムは、勘合部分はリム1枚分です。



これがディスクの勘合突起に嵌ります。



2P→3P化の場合、勘合部分はリム2枚となり、インナーリムが勘合にかからなくなります。




こうなると、インナーリムはピアスボルトだけで固定されている事になり、リムは動こうとするため、ピアスボルトだけに負担がかかり、過去の経験上まず間違いなくピアスボルトが折れます。

そうならないために2P→3P可の場合は、理論上は2Pリムと同じ理屈になるように当社ではアウターリムとインナーリムを溶接にしています。

溶接も、当社では専用の自動溶接機で行いますので、均一で綺麗な溶接跡になります。




リム交換リバレル時、溶接の必要性等に関してはリム交換(リバレル)における注意点<リスクや対応策>でも解説しておりますので、参考下さい。