R35GT-R GR6 Cリング破損修理 アッパープログラム!
今回は修理+ミッション対策になります。
バラしてみると、Cリングがが外れて破損していました・・・
出力ギアと回転センサーと油圧センサーも不良で3個とも交換してMTデーターを書き換えしました。
同時にCリング破損対策、オイルポンプ分解、洗浄、油圧アップ、クラッチ分解、クリアランス調整、ソレノイド洗浄を行いました。
これで安心して乗って頂けます。
フロントドライブギアにかかるCリングが破損し外れたギヤがハウジング内で暴れた影響で他の部位にも損傷が出る症状。
車両が完全に停止していない状態で前進、後進を切り替えると破損しやすいようです。また雪道でのアクセルワーク次第では現象が出てしまいます。
車台番号5400番台以降はメーカーが対策をしていますが、それ以前のR35はNEKOの強化Cリングを事前に装着ことで予防することができます。
今回ももちろんNEKO社製対策用部品を組み付けしました。Cリングが外れ無い様に対策する事で不安が解消します。
R35GT-RのGR6トランスミッションは、真夏の街乗りで100℃を超えたり、サーキット3〜4週ほどで限界の140℃を超えてしまうくらい、純正の熱対策は貧弱です。
発売当初から指摘されていたトランクアクスル方式のGR6ミッションはGT-Rの指定ディーラーに修理で持っていくと、ほとんどがアッセンブリー交換で270万円という請求をされてしまいます。
やはり北海道は雪道でスリップした時に、いきなりグリップを取り戻す時がありますよね。
この時に壊れてしまうことが多いですね。
それから、かなり車を飛ばしている人はミッションが壊れなく、飛ばさない人ほどミッションが壊してます。
ミッションが壊れる時の主なパーツは、オイルシール、Cリング、フィルター、ソレノイドバルブです。
ミッションを壊さないためには↓
●ミッションオイルをマメに交換する。
●ミッションソレノイドバルブ清掃プランを行う。
●ある程度飛ばす。
●ミッションO/H予防・調整・強化プランを行う。
上記のことが大切ですね。
※ミッションO/H・予防・調整・強化プランを行えば、ミッションオイル交換とミッションソレノイドバルブ清掃プランの作業も含まれます。
ミッショントラブルを未然に防ぐにはアッパープログラムを是非ご利用下さい。
同時作業でHKS アップグレードオイルパンも取り付けしました。
オイルパン交換によりケースの剛性アップ、油温の上昇を抑えることが出来ます。ドレンも2ヶ所(M16)付いていますので、完全にオイルを抜き取れます。2011年同様、内部リブの追加によりオイルを確実にストレーナーへ導きます。
作業終了後、MY13改ミッションデータを書き込みして、クラッチギア学習をしました。
無事納車致しました。