シビック EK9 B16C エンジンオーバーホール 完成!
2023年5月22日
エンジン不調で入庫になったT様のEK9ですが、エンジンオーバーホールが完成しました!エンジンをバラしていくと、3番のピストンが棚落ちしシリンダーにも傷が入ってしまい、ブロックとピストンを交換になりました。
もともと純正パーツで1.8L仕様にしていましたので、今回も1.8L仕様でエンジンをオーバーホールしますが、すでにピストンや
シリンダーブロックが製造終了しています…
ブロックは色々探して何とか無加工の状態が良い物を手配出来ました。
今回はコンピュータはそのままで…ということで、従来のハイコンプピストンではなくマイルドな仕様のピストンを選択します。
純正圧縮比+α程度のピストンを使用したいのですが、どこのメーカーも在庫が無くピストンが入荷するまで大変時間がかかってしまいました…
Wiseco社製鍛造ピストンで丁度いい圧縮比の物がありました。
ピストン入荷後にすぐにボーリング&ホーニング加工に出しましたがしばらく時間がかかってしまいました。
加工後に急ピッチでエンジンを組み始めましたが、3番のコンロッドが目視でわかりませんが微妙に曲がっていました…
急遽メーカーに発注するとコンロッドも製造終了になっていました…
SKANK2レーシング社製アルファコンロッドの在庫が本国にありましたのでをオーダーしました。
昨年末から作業が始まりましたが、部品入荷とエンジン加工で半年近くかかってしまいました…
ようやく全ての部品が揃ったので急ピッチでエンジンを組付けしました。
メインメタル&コンロッドメタルはACL社製を使用しました。
メタルヘッドガスケットはいつも使用しているSCE社製を組付けました。
シリンダーヘッドも洗浄&オーバーホールしてエンジン完成です。
大変時間がかかってしまいましたが、ようやくエンジンが組み上がりましたので、すぐに積み込みします。
純正パーツの供給が無くなってきたエンジンは、国内外の社外パーツを使用しますが、メーカーでも原料の入手が大変で部品の納期がかなりかかります。
※純正パーツの供給が無くなってきたエンジンオーバーホールは、エンジンをバラしてからの発注でかなりの時間がかかりますので予めご了承ください。