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ハイエース GDH206V 5型 ディーゼルターボのECUチューン!

2025年4月13日
業者様からのご依頼でハイエース200系ディーゼルターボのECUチューンを行いました!



今回のハイエースは2020年2月モデルの5型です。

4型後期から搭載された2.8Lディーゼルターボエンジンは、排気量がアップしましたが、実際に運転すると全くパワー感がないですよね。。。

私もハイエースディーゼルを乗っていますが、発進時からトルクの無さを感じてしまいます。

そんなハイエールディーゼルターボですが、弊社は一年程前よりECUチューンに着手しました。

まずご要望の多かったスピードリミッターですが、ハイエースディーゼルは、160/hでスピードリミッターに当たります。

弊社のデータは、現実のスピード域ではリミッターが当たらないところまでリミッターの数値を上げております。

次に、トルク、パワーに関しては、トルクで多いところで7-8キロ、パワーで40馬力程向上させております。

誰でも乗って頂ければ、直ぐに体感が出来ると思います。



パワーアップに関する要点としましては、まず第一に燃料の噴射量を上げる事がポイントとなります。

昔のアクセルペダルにリンクして、噴射ポンプを回して欲しいパワーと噴射量を調整していた頃と原理は同じです。

良く誤解されますが、、いくらターボの過給圧、ブースト圧を上げてもそれだけでは一切パワーは上がりません。

ガソリンエンジンの場合は、まずは空気量、過給圧を上げた後にそれに見合った燃料噴射量を増やして行きますが、ディーゼルエンジンはこの逆になります。

ディーゼルは、もともと空気過剰の中に燃料を噴射して燃焼させてますので、少しのパワーアップくらいであれば、空気量を増やさなくても良いのですが、大幅にパワーを上げようとしますと、補助的にブースト圧を上げて空気過剰の状態を作りませんと、濃い燃焼に寄るディーゼルノック(騒音弊害)やDPF廃棄フィルターの詰まりが起きますので、弊社のデータではそれらが起こらないよう、適正程度にブースト圧も補助的に上げております。もう一点、ディーゼルチューニングで、噴射量を増やすとエンジンオイルに混ざって油量が増え、オイル希釈が起きます。弊社は、お客さまからのフィードバックを頂きながら長い時間を掛けてライフテストを行い、DPFの再生サイクル回数、オイル希釈の問題も踏まえながらパワーアップと両立出来るデータが出来たと考えております。

燃費に関してもパワーアップに伴ってフルアクセルでキックダウンするようなシチュエーションも減るみたいで、燃費も上がったと言うご意見ももらえるようになりました。

インストール後に試乗して頂きましたが、

『あっという間にスピード出るようになった』『想像以上にパワーアップしてアクセルを全開に踏まなくなった』とECUチューンの変化に大絶賛してもらえました。

気になる方は、一度ライズアップまで気軽にお問い合わせ下さい。

確実に違いを実感できるかと思います!