世界一過酷な400m走 レッドブル400に初参戦
大倉山ジャンプ台
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今年の男子シングルは1ヒィート(走るグループ)は60名前後で、5ヒィート(5グループ)あり出場人数は300名。
その内、タイム順の上位60名が決勝進出という内容。
当然、決勝進出を狙い全力を尽しました。
競技で着用が義務の参加Tシャツとザック
全国から有名なトレイルランニングや自転車の選手、自衛隊、レスキュー隊員が参加しており、かなりレベルが高いとの前評判通りハイレベルな大会でした。
ヒィート(走るグループ)は年代別に分けられる。自分が走るのは40代の第2フィート。この中で10位でも決勝進出は厳しい状況で5分前半でのゴール必須。ちなみに昨年の優勝者のタイムは4分、かなり速い...。
自分はこんな急勾配を駆け上がったことが無いので、どうなるのか皆目見当がつかない。
「まぁ考えても仕方ない、行けるところまで全力で走ろう。大会を楽しもう。」
いつものように余計な不安な事は考えず、自分がどうなってしまうのかと心が躍る。
出走前に司会進行役のジャンプの舟木選手からインタビューを受ける。いつでもアフロの威力は絶大だ。人を引き付ける力を持っている(笑)
スタートラインに整列。前走者 第1フィートの走りを見ながら待機。前の走者スタートから15分後にスタートする。何だかかなりキツそうだ。
スタート!
初めの計画通り、飛び出す。130m付近の赤ラインまでは二足で走る予定。何とか計画通り走る。
ここからがキツかった。
とにかくロープに足を掛けないと滑って力が入らない。ズルズル滑り4足歩行のリズムが狂い余計に疲れる。
来年はここが課題だ。歩幅は網のピッチでリズムよく4足歩行。
残り100mのスーキージャンプの滑走路部分に入った頃には呼吸と脚力はレッドゾーンに突入。多分今まで生きて来た中で経験したことが無いかも知れないと思うレベル。フルマラソンでサブスリーを達成し、140㎞ウルトラをも走ってきたが、どれよりも辛い(笑)
ゴール。
呼吸が上がり過ぎて意識が飛びそうになる。リミッターを外し自分の限界を超えて走り続けるとかなり危険な競技だ(笑)
結果は第2フィートの中で10位前後位だっただろうか。タイムは6分弱。予想以上に後半120mが減速してしまった。5分弱で行けると思っていたが甘かった。脚力が足りない。
走りながらあまりの苦しさのあまり、出場を後悔したが走り終えてから2時間もするといつものように悔しさが込み上げてくる。
「来年こそは5分以内で走り切れるよう準備をしてがんばりたい。」
チームメイトと
応援に駆けつけてくれ力にもなりとても嬉しかった。
いつもありがとう。
完走メダル
≫2021RedBull400 World Championship 決勝進出の道