建設機械/農業機械用特殊アタッチメントの設計・開発・製作、建械/農械部品の販売・レンタル、中古販売・買い取り、整備・修理・メンテナンス

注目キーワード

林業

チルトローテーター対応製品

除雪

バケット

ハンマーナイフモア

view more

【整備のご相談】中古ハンマーナイフモアをオークション購入時の注意点・確認点

2019年7月26日
ヤフーオークション等のインターネット販売サイトで「中古の草刈りハンマーナイフモア」を購入したお客様より、以下のようなご相談を多く頂きます。

  • 走行モーターから油漏れをしているので、交換パーツはあるだろうか?
  • ゴムクローラーの張りはあるのに、外れやすいのはどうしてだろうか?
  • 以前使用していたものよりオーバーヒートを起こしやすいので、対策方法を教えてもらえないだろうか?
  • エンジンの馬力(トルク)が弱くて使えないため、よい対策方法はないだろうか?

『安いと思い買ったはいいが、そのままの状態では使えず、近くの整備工場に見てもらったところ “高い見積もり金額” となり困っている』という内容のものが多いことが実情です。


そこで今回は、「中古の草刈りハンマーナイフモア」をヤフーオークション等のインターネット販売サイトや他社で購入する際の注意点・確認点をご紹介いたします。


使用年数や使用時間数(アワメーター)は当てになるようでならない


弊社はこれまでに整備を数多く手掛けておりますので、各パーツの耐用使用時間数の平均値を持ってはいますが、「中古の草刈りハンマーナイフモア」は使用者の使い方に既存するため、使用年数や使用時間数(アワメーター)では言い切れない場合が多々あります。

例えば、走行モーターなど足回りの場合は、平地よりも斜面で使用した方が損耗が激しいですし、ゴムクローラーの張り方によっても大きく耐用時間が異なってきます。

エンジンも同様で、刈る草種や草丈,刈り方(「一度で刈る」「二度に分けて刈る」など),作業時の走行速度など、エンジンへの負荷のかけ方により大きな差が生まれます。

エンジンに負荷をかけ続けると、ピストンなどの消耗が激しく、負荷をかけた分だけエンジンの寿命が短くなり、結果的に高い付けを払うことになります。

耐用時間は、「作業時の使用方法」や「オイル交換などの定期メンテナンス」により大きな違いが生まれます。

これらのことから、使用年数や使用時間数(アワメーター)は、当てになるようでなりません。


どのような使い方だったか?現在の機械の状況を知る方法


『エンジンの圧縮比を計測してエンジン年齢を把握する』ことで、現在の機械の状況を知ることができます。

これに、「使用年数」や「使用時間数(アワメーター)」に加え、「目視での各部品の摩耗状態」を兼ね合わせてみて、“持ち主の方がどのような現場で使用していたか?” や “メンテナンス頻度” なども見えてきます。

整備して販売する側としても、この計測をしなければ自信を持ってお客様に販売することはできませんし、どこまで整備してよいか?の検討をつけることも難しいです。

整備士の感覚だけを頼りに整備をすることは、後に購入者との間で問題が生まれますので、弊社では必ずこの計測を行なっています。



中古の草刈りハンマーナイフモアをオークション購入前に確認すべきこと


上記のことから、ヤフーオークション等のインターネット販売サイトで「中古の草刈りハンマーナイフモア」をご購入の際は、『エンジンの圧縮比はどうか?』『整備の詳細内容(交換部品内容やオーバーホール内容など)』等を事前(購入前)に確認することにより、その後のトラブルを未然に回避することができます。

参考として、弊社が「中古の草刈りハンマーナイフモア」を整備して販売する際の基本内容は【中古搭乗式ハンマーナイフモア整備・点検項目について】の通りです。



草刈機は、思っている以上に過酷な条件下で使用されるため、損耗が激しい場合が多くあります。

また、自動車などと比べて流通量が少ない為、部品なども高額で整備費も嵩みます。

弊社では、整備の中でも高額となる部品に関しては、「社外品」「リビルト品」の代用や「オーバーホール」などのご提案をさせて頂いております。

整備の中でも高額となる部品例
  • シャフト
  • メインポンプ
  • シリンダー
  • 走行モーター
  • 足回り部品
  • ラジエーター
  • エンジン

ヤフーオークション等のインターネット販売サイトなどで購入した「中古の草刈りハンマーナイフモア」がそのままの状態では使えずにお困りの際は、お気軽にご用命下さい。