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全長を短くした鍔付きピン(鍔部分が一体化のピン)を製作

2020年6月9日
お問い合わせやご注文を毎日のようにお受けしている製作ピンです。



本日いただいたご要望は「鍔付きピンの全長をできる限り短くしたい」という内容です。
当社にご注文をいただく製作ピンの多くはバケットピン(下図①〜④)部分での使用が多いのですが、今回のお話を伺うとアタッチメントに使用するピンで滅多に外すことがなく、格納する部分にも長さの制約があるとのこと。



今まで使用していたピンの形状をお聞きすると鍔部分が一体化されていて、鍔部分が溶着されているタイプでは取付ができない可能性があるという事です。

鍔部が一体化のピン
1本の鋼材を使用し、鍔より下部分を削りピンを作る。鍔の溶着がないため平面となる。


鍔部が溶着タイプのピン
ピン用の鋼材とリング状の鍔を溶着し作る。鍔を溶着するための凹凸と溶着時の肉盛り部分ができる。


当社ではお客様のご要望に合ったピンをご提供しております。
鍔部分の違いについては決して当てずっぽうで選んでいるのではなく、理由があります。

判断基準となる大きな理由は
・製作するピンの太さと材質
・費用
です。

大型バックホウ用のバケットピンなどはS45Cよりも強度のあるSCMが使われているのが多いのですが、SCMの方が価格が高いという難点があります。
また、鍔部となるリング部材を作成する上でS45Cであれば溶着費用を考慮してもSCM削りよりも安価となる事が多いです。

当社ではピン径が80mm以下の場合はS45Cでも使用に耐え得ると判断しお客様にお勧めをしています。
もちろん、ご指定があれば80mmを超えるS45Cピンや80mm以下のSCMピンを製作する事も可能です。
ピンに関するご相談いつでもお受けいたします。
お気軽にご相談ください。