アースモアPRO XRotのコントローラー操作による笹薮刈り性能テスト結果
今回の現場ではGPSによる自動運転では無く、コントローラー操作による性能テストを行いました。
◉機械仕様
アースモア PRO XRot
刈幅 : 80㎝
装置 : 油圧を使用しない電気式
作業能力 : 1時間に最大3,200m2(走行速度は最高速8km/時、作業速度を4km/時で行った場合)
最大斜度 : 横刈り45度、縦刈り55度(登坂)
リモコン通信距離 : 200m
◉現場状況
草種 : 笹薮(H=1.2)
斜度 : 0〜45度
現場状況 : 草刈り(笹刈り)を10年以上していない場所のため、密生しており笹の茎が根元で10mm前後。茎が固く滑り易いため足場も草刈り条件として厳しい。
操縦技能度 : 初心者(撮影前に15分ほど平地で試運転をした程度)
◎結果
一度の前進走行で概ね刈り倒し粉砕を行いました。(太い茎の笹の場合は、雪の重みで倒れているものを多く一度の走行で100%刈るのは困難のため速度を上げ後進でも1度走行しています)
エンジンのトルクは予想以上にあり、ほぼ回転数が落ちることが無く1度の走行で粉々に粉砕する力はハンマーナイフタイプと大差は感じられず、跡地も綺麗に仕上がりました。操作性は直感的にすぐに覚えます。後進走行でも作業能力は変わらない為コントロール操作は迷うことがありません。(スイッチにより機械の前後進、左右旋回操作を逆にすることも可能です)
乗車式の草刈機では作業時の騒音や、傾斜地では斜度や起伏に合わせ身体に力が入るなどの疲れ、粉砕した草が空中に舞うため保護メガネとマスクや防護服、安全靴などの着用も必要となり夏場の作業は特に身体に堪えます。又、蜂の巣やマムシ(蛇)などのからの危険や機械からの転落などの事故の危険性があります。(今回の現場でも笹薮に蜂の巣がありました)
作業効率や収益性のみならず、快適な作業環境の面からも付加価値の高い機械です。若い世代の仕事の定着化や高年齢化が進む作業者の負担減にも一躍を担う思います。
【現場1】
着手前
作業状況
完了
▼ 性能テスト【スギナ、二ガナ、ヨモギ、笹、イタドリ編】
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▼ 林道除草性能テスト【笹、エノコログサ、ヨモギ、イタドリ編】
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