中古法面バケットの亀裂補修!変形対策措置を施してから溶接!
機械修理の際、必ずと言っていいほど必要となるのが「溶接」です。
溶接は単純に火花を散らしながら溶接棒を溶かしていけばよいというものではありません。
肉厚を考慮した手の動きや速さ、開先の必要性など多くの知識や経験が必要となります。
若い新人社員はベテランから技術指導を受けています。
溶接作業でたまに耳にする事故は「熱による鋼材の変形」です。
下記写真では現在販売中の中古法面バケットを補修しているところです。ブラケットの間に亀裂があったため補修することになりましたが、亀裂が大きかったため開先溶接だけではなく、当て板溶接で処置することになりました。この際ブラケット頂点に変形防止用の鉄鋼を溶着し変形対策措置を施してから処置を行っています。
熱による鋼材の変形は溶接だけではなく、高周波焼入加工などでも起きることがあり、5mmよりも薄い鋼材に熱を加える際は注意が必要です。
お客様から受ける製作ブッシュなどでも肉厚が足りず焼入加工ができない場合もあります。
機械修理や補修などご相談対応いたします。
お気軽にご相談ください。