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40歳代最後 フルマラソンチャレンジ 2時間45分切りに再び挑む

2022年3月21日
先月2月11日、40歳代最後のフルマラソンのレースとして第1回ランナーズフルマラソンチャレンジ2022in大阪で自己記録更新の2時間45分切りに挑んだがその望みを叶えることはできなかった。走る気象条件なども良く前半から体も動き順調に巡行していたが、30㎞以降からの失速。結果的に2:45:28で自己記録を更新したものの納得の行かないレースとなった。

走り始めて7年 ランナーズフルマラソンチャレンジ 2時間45分切りに挑む〜後編〜

4月は2年越しで開催が決定となったウルトラフジトレイル165㎞(UTMF)の出走も決まっていることから、レースに順応できる身体とするための準備期間が必要だ。昨年の12月からはフルマラソンで如何に速く走るかという目線でしか練習を積んでいない。色々な葛藤があったが40日後の3月21日開催「第1回ランナーズフルマラソンチャレンジ2022in板橋荒川河川敷」で再び2時間45分切りにチャレンジすることとした。

前回のレース結果から準備期間の40日間に成長を遂げなければならない項目はいくつかあったが、前回とは違い不調の日々が続いた。主に週末にペース走をこなしたが、前回より設定を数秒遅くしても余裕が無く何とかこなすという有様。※30㎞ペース走(3'55"/㎞)、21㎞ペース走(3'50"/㎞)、21㎞ペース走(3'46"/㎞)、10㎞ペース走(3'40"/㎞)

こんな時は発想の転換をしなければならない。すべては考え方次第。今更距離を積んだところで走力アップが図れないので思い切って休養を取り、今までの練習と前回のレース結果、当日の気候条件からレース展開計画を練ることとした。


大会会場は東京都と埼玉県との県境の荒川河川敷


【コース】

全長5㎞間を周回するコース(日本陸連公認)


大会当日の朝の気温は7度で最高気温が10度。風速は4m/sと少し気になるが曇天で絶好のマラソン日和と言っていい。1時間半前に受付を終えアップを始める。

今回のレース展開の計画は自身初めて前半を抑えて30㎞以降にペースを上げるネガティブスプリット走行にするというものだ。今まで幾度も考えたことはあったが、実践したことは無い。後半は疲れからタイムが落ちるという既成概念から抜け出せずにいた。もう一つは風があることもあり30㎞までは多少自分のペースと異なっていると感じても、集団の中で走り体力温存を図るというものだ。これもごく一般論として言われていることだが、今まで自分には他人のペースで走るということは不得意で実践したことは無くいつも単独走をしてきた。でも今はそんなことを言ってられない。

今の自身の状態と1か月前のレース結果を照らし合わせて考えた場合、大きなリスクを負わない限りは自己記録更新が無いのは明白だからだ。
「リスクのないところに成長も成功もない」


スタート

スタートから状態とタイムを見ながらフィニッシュタイム2時間45分のペースメーカーの付く集団に合流する。2時間45分でゴールするためにはアベレージ3'54"/㎞。自分としては前回同様に2時間42分切りも想定している。これはアベレージ3'50"/㎞。遅くても3'52"/㎞で走らなければ30㎞以降での挽回の可能性は限りなく低くなる。それを考えるとこの集団のペースはぎりぎりではあるが2時間42分切りの可能性も残したペースと言える。


集団は20人を超えていた。道幅が狭く、時折水溜まりを避けなければならずストレスがかかる。各々が風よけも考えるため高位置に付こうと横から何度も前方に割り込みが入り、その度に歩幅が狂い肘が当たることもしばしば。ただ位置取り以外は無心で走れる。風の抵抗も少なく何も考えずに巡行できるのでそれらを差し引いても楽に走れることは間違いない。

途中から何度か集団から離れることも考えたが、ペースメーカーの外れる30㎞地点までは体力の温存に専念する。距離を重ねるごとに集団は小さく細長くなって行く。



30㎞地点

ペースメーカーが外れた。残り12㎞。ここで無理をしなければ2時間44分切りは固い。数百メートル走りながら決断する。
「リスクを取り2時間42分切りを目指す」


これまで集団で走っていたため解放感からか水の得た魚のごとく心と身体が軽い。ペースを1㎞で5秒上げの、3'45"/㎞で走り抜けば目標を達成できる。息もさほど上がらずこのペースで20㎞位は行けるんじゃないかと思うほどの状態だ。


時計を見ると最後の200mは3'25"/㎞を切る速度が出ている。


ゴール!

2:41'48"


先月の自己記録を3分半更新した。
ゴール後、まだ余力が残っておりもう少し上を狙えたのではないかというのが率直な感想だった。2年前は2時間45分すらとてつもない高い壁に思え、フルマラソンではこれが最後の目標と考えていた。現時点ではどんな条件下でも40分切りはできないだろうと思う。ただ言えることは、理にかなった努力次第では手中に収めることができると確信している。


【記録】

タイム(グロス) 2:41:48
タイム(ネット) 2:41:40









行列店 中華そばさわ


生そば 満留賀