再生クラッシャーラン製造工(脱着式)の疑問に何でもお答えいたします
2016年2月5日
高度経済成長期に建てられたコンクリート構造物の更新に伴う解体工事に於いて、現地で発生するコンクリート塊をバックホウ脱着式骨材製造機「バケットクラッシャー」で再生骨材として現地で利用する工法技術「再生クラッシャーラン製造工(脱着式)」をご紹介します。このバケットクラッシャーは平成19年に商品化し施工実績を経て平成20年5月に国交省の新技術登録(NETIS)を受けました。平成23年2月には多くの施工実績を評価され、国の活用促進技術に認定されています。私も平成23年7月にこれについて国土技術開発技術者賞(大臣表彰)を受賞させて頂きました。
従来、解体した鉄筋コンクリート塊は産業廃棄物処分場まで運搬し、処分費を納めていました。また現場で利用する砕石は購入し、現場まで運搬していた訳ですがこの技術を活用することにより運搬費以下で再生砕石の製造が可能で、その砕石を現場を利用できることによる更なるコストメリットが生まれます。又、運搬に伴うダンプの往来が無くなることから運搬路の破損や交通事故、交通渋滞、地域住民を悩ます振動・騒音を最小限に抑えることができるメリットが生まれます。運搬が減ることにより二酸化炭素発生量も70%削減が可能となります。
北海道単価で、数値で以下に示すと
【従来】
運搬費(L=20㎞)ー2,720円/m3
処分費ー3,750円/m3
砕石ー3,000円 ※1.0m3の破砕前体積から1.5m3の砕石を製造するため
よって1m3のコンクリート塊を処分し、それに見合う砕石を購入する場合、1m3当たり
約9,700円のコストがかかる計算になります。
【新技術 再生クラッシャーラン製造工】
骨材製造費ー2,650円/m3 この金額だけです。実に従来の30%のコストで施工が可能となります。
更にお金を捻出することが可能です。
その方法は、鉄筋コンクリートに含まれる鉄筋を受払により得る売却益です。
鉄筋コンクリートには、1m3当たり150㎏の鉄筋が含まれます。
一般的な学校の解体の場合、6,000tのコンクリート塊が発生します。
鉄筋コンクリートは破砕前体積1m3当たり2.5tなので鉄筋発生量は、
6,000/2.5*0.15 = 360t
鉄筋の買い取り(運搬・積込み費込)が2,0000円/tとすると
720万円現金収入が生まれると言うわけで様々な利点が生まれます。
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