伐木、除根工の機械化「フェラーバンチャー」の施工提案
2015年12月26日
伐木、除根工の小人力、低コスト、機械化提案現在,国土交通省の標準積算基準で「伐木除根工」の内「伐木作業歩掛」は以下の通りである。
【名称】 【単位】 【粗】 【密】 (1,000m2当り)
世話役 人 0.75 0.96
特殊作業員 人 2.2 3.3
普通作業員 人 0.15 0.71
諸雑費率 % 9 7
(注) 1.上記歩掛は、除草(下草刈)を含む
2.刈草及び伐木の集積は含まない
3.伐木を運搬可能な大きさに切断する作業を含む
4.諸雑費は、草刈機(肩掛式)、チェンソーの運転経費、損耗費であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する
5.粗とは、概ね50(本/100m2)未満とする
6.密とは、概ね50(本/100m2)以上とする
これにより、作業日当りの標準作業量は粗で513m2/日、密で433m2/日としている。
国土交通省北海道開発局H25.8単価を例にとると、伐木作業(粗)53円/日、伐木作業(密)82円/日である。
【技術提案】
ご提案は、バックホウ(0.5m3)に伐木(伐倒)アタッチメント「フェラーバンチャー」を取り付け使用することにより、作業効率が上がり日当り作業量が増し、省人力でかつ低価格で行うことができます。
下記は河川高水敷で行った試験結果である。
【名称】 【単位】 【粗】 【密】 (1,000m2当り)
世話役 人 0.2 0.26
特殊作業員 人 0.8 1.04
バックホウ運転費 台 0.2 0.26
伐木アタッチメントリース費 台 0.2 0.26
諸雑費率 % 9 7
となり、、作業日当りの標準作業量は粗で4,850m2/日、密で3,780m2/日としている。
という結果となった。
フェラーバンチャーの機械リース費を20,000円/日とした場合、北海道開発局単価を代入すると以下となる。
伐木作業(粗)30円/日、伐木作業(密)38円/日となった。
上記計算に於いては、日当り作業量は作業効率0.8で計算しているので、歩掛り計算では1.0として計算している。作業は高水敷にて8月実施2日間での平均値としている。
現場条件として河川維持に於いての伐木現場としてはごく一般的な条件下で行った。
これにより、日当たり作業量は9倍となり、作業費は50%縮減となっている。
尚、提案型の作業の場合、特殊作業員4名の配置としているが、役割については切り倒した木の枝払い及び、専用機械を使用するまでもない小木の伐採作業、玉切作業とした。
上記についてお気軽にお問合せください。