アタッチメントとベースマシンをつなぐ油圧ホース用カプラーについて
2017年7月4日
最近お受けしたご質問です。「アタッチメントと本体(取付機械)を繋ぐ油圧ホース、ワンタッチカプラを使いたいが問題はないか?」という物です。
その方は以前にワンタッチカプラを使うとワンタッチ通過時に油圧が減退するので良くない、と説明を受けたようです。
古い記憶ですが確かに他社のアタッチメント説明書に同じような文言が書かれていた物を見たことが・・・と思い調べてみました。
結論から言うと大きな問題ではありません。
ワンタッチカプラはメーカー、種類共に多く全てには当てはまらないかもしれませんが現在販売されているカプラーは進化しカプラー内部に通る油への負担が少なくなるような構造になっています。
構造に改良が加えられより抵抗の少ない物となっています。実質の油圧損耗率は1〜2%程。この数値は油圧ホースのL型ジョイントを使用したり、ホースがS字に曲がっている事でうける抵抗損失とあまり変わらない数値との事です。
今のカプラー性能が上がっている事で抵抗損失が少なった為で、昔のカプラーではもしかすると損失分がもっと大きく、メーカーとしてカプラー使用禁止、使用は良くないという事が通念化されたものだったのかもしれません。
当社ではお客様にカプラーの使用影響は僅かな物ですと説明しております。
皆様からいただく質問については的確にお応えできるようこれからの日々勉強して参ります。
疑問等お気軽にご相談ください。