CAT 312D 0.4m3クラス バックホウ上部(キャリア)ローラー交換の出張修理
機種:CAT 312D 0.4m3クラス 修理内容:上部(キャリア)ローラー交換作業
今回の機種は上部(キャリア)ローラがボルト1本止めタイプとなっており、交換作業自体は3個の交換で約1時間の作業時間となりました。
交換する際の手順や作業要領は様々な方法があるかと思いますが、私たちスタッフは現場に適したより安全な作業手順を選択します。
基本的には、バケツを地面に押し付けて片輪を浮かせた体制を作り、ジャッキをリンクに噛ませ持ち上げていきます。
土などが酷い場合には傾けた状態で持ち上げた側の足を前進後進させると作業がスムーズに進みます。
注意事項
ジャッキの設置が甘いと大きな事故に繋がる可能性が非常に高いです。必ずしっかりとリンクに噛むように設置してください。
上部(キャリア)ローラーの取り外しはローラー後部に左手からボルトが差し込んでありますので、スパナ等で緩めていきます。
簡単に緩まない場合が多いですから、その際はスパナにパイプ等をかけて回していきます。
ボルトを取った後はローラーを手前に引き抜き、新しい上部(キャリア)ローラーを差込んだうえでボルト止めします。
<左:摩耗したローラー 右:新品のローラー>
通常は上部(キャリア)ローラーはキャタピラーに連動して回転しますが、土などで摩耗が激しくなったり固着すると回転できなくなります。
その結果、写真のように摩擦抵抗が大きくなり半分近くまで減ってしまいます。
摩耗した状態での使用はキャタピラーの安定性が低くなり、リンクなどに余計な負担をかけてしまいます。
定期的に足元を確認して頂いて、交換作業が必要な場合にはお気軽に弊社までご連絡くださいませ。
尚、弊社では各種建機部品の販売も行っているため、部品などをお客様でご用意されなくても対応可能でございます。
各メーカー様の機種に対応可能
当社では主に社外品を取り扱っており、お安くご提供可能でございます。
出張修理ご希望のお客様はスケジュールの都合等もございますので、お早目の余裕をもったご連絡を宜しくお願いいたします。