今さら人に聞けないバケットピン購入における基本情報【決定版】
お問い合わせ・ご依頼理由の多くが、以下の2点となります。
理由 1:今まで使用していたバケットピンが、摩耗・破損・紛失した為
理由 2:ベースマシンが変更になり、バケットピンのピン径が合わなくなった為
バケットピンが合わなくなると、バケットやアタッチメントが使えなくなり、『変わりとなる物は、かなり高額になるのではないか?』と不安に思う方も多いのではないかと思います。
今回は、お客様からのお問い合わせ・ご依頼を集計し、今さら人には聞けない・聞きづらい、バケットピン購入における必要不可欠な基本情報をまとめ、ご紹介いたします。
バケットピンの種類
バケットピンは、大きく分けると3種類に分類されます。
3種類のバケットピンを、低額→高額の順にご紹介いたします。
社外既製品
大量生産によるコストダウンを図っており、低額で購入できます。製作品
在庫が多い為、納品も早いのが特徴です。
純正バケットを取り付ける場合にのみ適合します。
サイズ通りに製作をする為、「コスト」「納品時期」共に社外既製品には劣りますが、材質指定や不熱処理やグリース孔加工も可能です。純正品
どのようなサイズも製作可能なので、どのようなバケット・どのようなアタッチメントにも対応可能です。
バックホウメーカーやアタッチメントメーカーで販売しているものになります。
高額の傾向がありますが、型式情報のみで購入が可能です。
この3種類のバケットピンを把握しておくと、自分に合った選択をすることが可能です。
バケットピンの種類選択からご依頼までの流れ
STEP 1:バケットピンが必要なバケットもしくはアタッチメントを確認する
取り付けたいバケットは、以下のどちらであるかを確認しましょう。
- 純正バケット
- 純正以外のバケットまたはアタッチメント
STEP 2:バケットピンの種類を選択する
STEP 1 で、「1.」であれば 社外既製品、「2.」であれば 製作品または純正品が、選択対象となります。
(※)純正バケットだけを取り付けるのであれば、社外既製品がベストです。
(※)バックホウメーカーとは違うメーカーが製作しているアタッチメントは、基本的に純正バケット用ピンとはサイズが異なる為、製作品または純正品となります。
STEP 3:バケットピンを依頼する
社外既製品を依頼する場合 … バックホウの「メーカー」「型式」「バケットピンの取り付け場所」をお教えください。
(※)バックホウの機種によっては、社外既製品が無いものもございます。製作品を依頼する場合 … 「製作ピン、ブッシュ、シム、カラー【価格】」ページより「オーダー記入票」をダウンロードしていただき、「オーダー記入票」に欲しいバケットピンのサイズを記入の上、メールまたはFAXでお送りください。
純正品を依頼する場合 … バックホウの「メーカー」「型式」をお教えください。
当社にてご依頼内容を精査し、御見積をお送りいたします。
バケットピンについてよくある質問
Q.「高周波焼入れ」って何?
A.わかりやすく説明すると、摩耗を抑えるため表面にコーティングを行う作業です。 社外既製品は全て、高周波焼入れ処理済みとなります。
Q.「グリース孔」は必要?
A.バックホウ側(Hリンクやアーム部分)にグリースニップルがある場合は、不要です。 グリース孔を作らない方が強度も保持できます。
Q.「製作品」は安くできないの?
A.製作ピンの納期は、概ね「10日前後」「20日前後」「30日前後」の3つに分かれます。 お急ぎではない場合、「30日前後」をご選択いただければ、価格が安くなる事があります。
Q.「オーダー記入票」の例と違う特殊形状もできるの?
A.よほど複雑な形状以外は、可能です。 先端の数センチだけが細くなっているタイプなどは問題ありません。
Q.返品は可能?
A.社外既製品は、返品・交換は可能です。 製作品については、返品不可となります。