中古ハンマーナイフモアの機械状態について<買って失敗しないための3つのチェックポイント>
その中で、以前より多くいただくご質問が「機械の状態について」です。
中古とは言え、大金を払い購入する機械ですので、『出来れば間違った買い物をしたくない』と思うのは勿論です。
当社でも『買って失敗したと思われてしまうのは、何より避けなくてはいけない』と、販売機械の整備は常にしっかり行っております。
ただ最近は、ネット上のオークションサイトや個人売買で購入する方も多いようで、そこで購入したばかりの中古ハンマーナイフモアを修理する方法など、ご相談を受ける機会が増えてきました。
そのご相談の多さから、購入直後に大きな修理が発生して頭を抱えている人が増えているように感じます。
そのような方のご相談には、時間の許す限り状態をお聞きして修理方法や対応策をアドバイスしていますが、やはり防ぎきれない事故的な売買も後を絶ちません。
そこで今回は、中古ハンマーナイフモアの購入を検討されている方に「買って失敗しないための、中古ハンマーナイフモアの機械状態チェックポイント」をお教えいたします。
●チェックポイント1:エンジンとアワメーター
エンジンには、メーカー推奨の「圧縮比」があります。イメージとしては、エンジン内部状態を示す数値となります。
購入したい中古ハンマーナイフモアの「圧縮比」が異常に下がっていると、『修理不可』または『修理できても大金がかかる』場合が多いので、販売元に「圧縮比」の計測はされているか?されているのであれば数値はどのくらいか?を聞くと良いです。
また、ハンマーナイフモアのアワメーターのほとんどは“交換が可能”です。中古ハンマーナイフモアの多くは、アワメーターと外装がリンクします。
●チェックポイント2:走行モーター
ゴムクローラーを動かす走行モーターは、両側に1個ずつついている部品で、大抵の場合は2個共に同じような消耗度合いになります。
両側(2個)の修理・交換は大きな出費となりますので、走行モーターの消耗度合いの確認は重要です。
●チェックポイント3:カッターシャフトのバランス
刃を取り付けるカッターシャフトは、2,3年に1度は修正を行うべき部分ですので、バランスが崩れると徐々に振動が発生し、放置しておくとハンマーナイフモア全体に悪影響を及ぼします。
カッターシャフトのバランス調整がされているか?を確認すると良いです。
上記3つのチェックポイントは、費用が高額となる順になっています。
もちろん、上記以外にも様々なチェックポイントがあります。
中古は新品ではありませんので、それ故ある程度の許容も必要とはなりますが、わかっている落とし穴は避けるべきだと思います。
尚、当社で販売している中古ハンマーナイフモアの「機械の状態について」は、原則 “上記3つのチェックポイントをすべてチェック・修正済み” の物を販売しています。
中古ハンマーナイフモアの購入については、お気軽にご相談ください。