傾斜地や不整地でも安全にスムーズな作業が行える油圧ショベル敷鉄板マグネット
使用する敷鉄板(覆工板)の中には歪みがあるものがあり、長尺の5尺×20尺(1,524mm×6,096mm)になると吊り上げると、たわみが発生します。又、林道工事、治山・治水工事、災害復旧工事などでは敷設先の現場で敷鉄板の荷下ろしや積込する際に、油圧ショベルの足場が平坦では無い傾斜地での作業も少なくありません。
このことから傾斜地や不整地な場所でも安全にスムーズな作業が行えるように以下の対策をとっています。
前後、左右 揺動する機構としています
敷鉄板アタッチメントは油圧ショベルの運転オペレーターから見て前後(12時と6時)方向、左右(9時と3時)方向に
最大10°まで傾く揺動機構としています。
【前後(12時と6時)方向の可動構造】
【左右(9時と3時)方向の可動構造】
4隅のマグネットが独立して可動します
省電力の強力電磁石マグネットを4隅に配置し、それぞれに自在に角度が変わり常に吸着面と正対して吸着する構造としています。
【マグネットの独立可動構造】
マグネットの配置寸法(距離)を大きく取っています
マグネットの配置寸法(縦・横)を極力大きく取っています。
これは、敷鉄板を吸着する場合に油圧ショベルのオペレーターは目視で敷鉄板の上にマグネットを置きます。このため必ずしもセンターの重心の取れた位置で吸着するとは限りません。できる限りバランスの不均衡を軽減する対策を取り作業性と安全性を考慮しています。
【敷鉄板マグネット一連動作の動画】