石飛防止「チェンガード」「ゴムラバーガード」のメリット・デメリット
草刈ハンマーナイフモアは何と言っても回転シャフトに付いている多数のモア刃で草を粉々5㎝内外で粉砕し、除草跡地が綺麗で場合によっては集草作業を省けるというのが最大の利点です。
草を粉砕するするために回転パワー(トルク)が大きく、シャフトの回転は前進方向に対し下から上に刈刃が高速で回転します。ハンドガイド式草刈機では,出来形や効率を重視して、アッパカット(前方から見て刈刃が上向きに 回転する方向)が採用されています。
このため機械稼働時に地面の石等を拾い前方に飛散させる危険性が高く、毎年物損事故や傷害事故が報告されています。
その為、前方への石等の飛散防止効果を向上させる装備として一般的に「チェンガード」と「ゴムラバーガード」があります。メーカー・機種によって機械の購入時に標準装備されているものもあればオプションで装着するものもあります。
「前方部への飛散防止には何がいいか?」「チェーンタイプとゴムラバータイプの違いは何か?」などお問い合わせを頂きます。
前方部への飛散阻止率はチェーンによるガードで約70%、ゴムラバーによるガード90%以上とゴムラバーによるガードが勝っています。
但し問題なのが、飛散の遮断率が上がるほどに草丈や草種によってはこのガードによって草をなぎ倒してしまい、モアヘッド内への巻き込みが悪くなり破砕効率が極端に低下することにもなります。
このことにより、除草現場の草丈や密生度が比較的低い場合にはゴムラバーによるガードで、その逆の場合はチェーンによるガードをお勧めしております。
何れにしても安全が一番に優先されなければならないので、どちらかの対策は必須であると言えますね。
チェンガード(石飛防止チェーン)
ゴムラバーガード(石飛防止ゴムカバー)
【対応機種例】
◉ ハスクバーナ・ゼノア(コマツゼノア)
※()はお客様が使われる商品名や合併以前の会社名です。
ZHM1510 / ZHM1520 / ZHM1520RR / ZHM1550 / ZHM1550RR
◉ 共栄社(バロネス)
※()はお客様が使われる商品名や合併以前の会社名です。
HM1500 / HM1520 / HM200 / HMA200 / HM1550 / HM1560 / HMC1560 / HM1560K / HM5500
◉ IHIアグリテック(シバウラ、IHI)
※()はお客様が使われる商品名や合併以前の会社名です。
SH1530 / SH1550A / SH1570T4
◉ 筑水キャニコム
CG430 / CG431 / CG510
寸法、価格につきましては製品詳細ページをご覧ください。