敷鉄板マグネット使用時の操作方法(旋回動作)注意点
現在当社アタッチメントの中でもその安全性、作業能力からコストパフォーマンスが高い評価を受け、ご注文も増えてきております。
ご購入いただいたお客様からも高評価をいただく中、操作方法の誤りからモーター破損に繋がったケースがありましたのでご紹介いたします。
敷鉄板マグネットは敷鉄板を吸着した状態でアタッチメント下部を旋回させることが可能です。
この旋回動作でより精度の高い敷き並べが可能となります。
アタッチメントに内蔵されている旋回モーターに作動油を送る事でゆっくりと敷鉄板が旋回します。操作は運転席にある油圧動作用ペダルスイッチです。ペダルスイッチはつま先側を踏むと時計回り、かかと側を踏むと反時計回りに動きます。※バックホウの設定で逆の場合もあり
ペダルスイッチから足を離すと旋回は減速しながら停止します。
この敷鉄板マグネットはあえて減速しながら停止するような油圧モーターを選定、搭載しています。
ペダルスイッチから足を離した途端にブレーキがかかるような動作の場合、「吸着している敷鉄板の重量」×「慣性からくる遠心力」で油圧モーターに大きな負担を与えることになり、旋回モーターを保護、また動作急停止による吸着状態の敷鉄板落下を防ぐという観点から選ばれています。
本アタッチメント使用時に最も注意をするべき点はペダルスイッチから足を離し、減速している最中に逆側(つま先旋回時の場合はかかと側)を踏むとブレーキをかけるように旋回動作が停止しますが、旋回モーターへ大きなダメージを与えることになるので決して行わないようにして下さい。
当社ではアタッチメントの異常からくる点検時間はロスタイムと考えています。アタッチメントの異常が少なければ断続的に作業が進められる、日々の作業予定をこなしていくものと思います。
上記にご紹介したトラブルによる旋回モーターの破損も軽度であればシール交換で復旧は可能ですが、ロスタイムはないに越したことはありません。
当社ではお客様からご満足をいただくことを目標に日々機械に対するブラッシュアップを行っております。
アタッチメントについてご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください。