様々なハンマーナイフモアに対応!カッターシャフト修理/バランス調整
草刈りハンマーナイフモアには多くの製造メーカーや機種があります。自走式の他に油圧ショベルやトラクターを動力源としたアタッチメントタイプのハンマーナイフモアなどありますが、これらのカッターシャフトの修理及びバランス調整について様々なものに対応しております。
カッターシャフトからくる振動は一度振動が大きくなると自然に元に戻ることはありません。放っておくと益々振動が大きくなり騒音のみならず、各部のボルトの緩みによる部品の脱落や破損、これに伴う事故を誘発します。
異常な振動を感じたら
よくある事例を以下に纏めますのでご確認ください。
1.部分的に刃の交換を行い、偏った配置になっていないか?
部分的に刃を交換している場合には、摩耗した刃と新品刃の僅かな重量差でバランスが崩れ振動を引き起こす場合があります。
2.刃を留めるブラケットの位置にズレは無いか?ブラケットは同様のものを使用しているか?
作業中に石や切株などに当たり、刃を留めるブラケットを飛ばしてしまった場合に、溶接し直すケースがあると思います。この際に溶接位置が不正確な場合がありこれが原因の場合も多くあります。又、ブラケットの寸法が違うものを代替えで溶接している場合が見受けられます。又、ブラケットが飛ばない様に溶着面が痩せた場合に肉盛りしているものも見受けられますが、一律に行われていないために重量差でバランスが崩れ振動を引き起こしているケースもあります。
3.シャフト両端のベアリングの破損、摩耗は無いか?
シャフトの両端の軸にはベアリングがを取り付けています。ベアリングは消耗品です。ベアリングが破損している場合には軸ブレによる振動を引き起こします。又、シャフトの両端の軸が摩耗しガタツキがある場合も同様振動を引き起こします。この場合は肉盛り修正を行いバランサーにかける必要があります。
4.プーリーのベアリングの摩耗、ガタ付きは無いか?
振動の発生源はシャフトでは無い場合もあります。シャフトはいくつかのVベルトを介して駆動する構造のものが多いですが、このVベルトを掛けるプーリーのセンター軸のベアリングの破損などにより振動を起こし、モアヘット全体を振動させているケースがあります。
5.シャフトの凹みや曲がりは無いか?
作業中に石や切株などに衝突し、稀にこのようなケースがあります。この場合は歪みをプレス機などで修正しバランサーにかける必要があります。(修正不可の場合もあります)
修理依頼の方法
上記の診断をしカッターシャフトの修理及びバランス調整をご依頼頂く際に下記の要領でお願い致します。
1.メーカー/機種及び、解る範囲で結構ですので振動の原因をお知らせください。
修理・バランス調整が可能か及び概算金額をお知らせします。
2.修理を依頼して頂く場合は、シャフトを取り外し弊社にお送りください。
バランス調整する際に新品の刃とボルトを取り付けてテスターにかけます。新品の刃とボルトを取り付けて輸送頂けるとスムーズに作業を行うことができるのでお願いしております。(ハンマーモアの機種が多く、刃やボルトの種類が多いためです)