自身初めての24時間走 弘前24時間走/48時間走選手権に挑戦
4月に予定していた国内ウルトラトレイルレース最高峰の「ウルトラトレイル・マウントフジ」(UTMF)170km、累積標高8,000mは2年連続で中止となり挑戦は来年へと持ち越しになった。この大会に照準を合わせ30時間以内(Sub30)、100位内を目指していただけに2月の中止決定は正直かなり堪えた。それでも歩みを止めずにここまでこれたのは、昨年11月7日予定が延期となり今月5月21日〜23日開催予定となった弘前24時間走選手権のおかけだ。開催されるかは別としても目標とする大会があるだけで本当に有難く感謝しかない。この24時間走に出る自身の目的は夢であるスパルタスロンレース出場の足掛かりにしたいと思いからの挑戦だ。スパルタスロンのエントリー基準は年々厳しくなり日本人の出場枠が40人(世界で450人)となり、規定以上の記録保持者(2年以内の記録)が優先エントリー権を付与される仕組みに変更されたため、事実上この規定以上の記録を持っていなければ出場は叶わないに等しい。
※スパルタスロンレース
毎年9月に開催される出場者数450人、ギリシャアテネ〜スパルタ間の245㎞(152マイル)、制限時間36時間で走るレース。日中のギリシャの暑さ、夜の寒さ、山岳地帯に対処するしなければならない過酷なレースで途中に75のチェックポイントがあり、各ポイントの時間制限を満たさないと失格になる。200㎞地点からは最後の難関パルテニオン山 高さ1,200メートル(3,900フィート)のサンガス峠を登り、テゲアに向かって下りスパルタの町まで50 km(31マイル)を走りスパルタの王、レオニダス1世の像の前でゴールとなる。
この優先エントリー基準の記録で唯一可能性があるとするなら「24時間レースにおいて、225㎞(男性)以上の記録」となる。ちなみに2021年5月3日〜4日の連休中に行われた「うるぎ24時間走チャレンジ2021」の優勝者の記録は227㎞。2018年に「神宮外苑24時間チャレンジ」で優勝した日本代表の高橋さんが出した記録が自己ベストの268㎞。とてつもなく高い壁。でもだからこそ挑む価値がある。ランニングを始めて6年。素人でもコツコツと日々積み上げることで目標を達成できることを信じたい。
近況報告
去年は年間7,100㎞を走り、先月4月は自身最大の月間距離を大幅に超える1,126㎞を走り、TATTA APRIL2021ランキングで41,367/4位と善戦した。
5月2〜3日は1日動き続ける練習として、ゆっくりではあるが札幌桑園駅〜旭川駅間140㎞を雨天の中走り、いよいよレースまで2週間となった。
ゴール距離の無い中を24時間走り続けることは現時点では想像できないが、ゴール後にはかけがえのない経験を携えてきっと大きな成長を遂げれると思う。それを楽しみに感謝を胸に最後まで力の限りを尽くしたいと思います。
◎大会概要
第1回弘前24時間走/48時間走選手権
部門① : 48時間走
日時 : 5月21日(金) 11時スタート〜5月23日(土) 11時タイムアップ(制限時間48時間)
部門② : 24時間走
日時 : 5月22日(土) 11時スタート〜5月23日(土) 11時タイムアップ(制限時間24時間)
部門③ : 12時間走
日時 : 5月21日(金) 21時スタート〜5月22日(金) 9時タイムアップ(制限時間12時間)
部門④ : 6時間走
日時 : 5月21日(金) 12時スタート〜5月21日(金) 18時タイムアップ(制限時間6時間)
〇会場
弘前市運動公園 青森県弘前市豊田2-3
〇コース
陸上競技場+外周ランニングコース 1周1.16㎞を周回
【大会概要】
(※2022年5月25日 追記)
⇒初挑戦 2022年第1回弘前24時間走/48時間走選手権 225㎞への挑戦