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コマツゼノアZHM1500下部ローラ、走行モーターの整備

2015年12月23日
現在、ZHM1500の損耗部品について製造が中止されており既に在庫がありません。

ローラーはセンター部分に筒状のカラーという部品が入り、その中にシャフトとオイルが入り両側をOリングとベアリングとオイルシールとスペーサで密閉しています。
取り換えが必要となるケースの大半がこのベアリング破損によるものか、オイルもれによるものでこの状態で使用し続けると、センター軸が摩耗するのと、これにより左右のガタツキが生じローラの表面もゴムクローラーのリンクのこすれによる摩耗です。

コマツゼノアZHM1500下部ローラ

コマツゼノアZHM1500下部ローラ


ガタツキやオイル漏れが発生した場合はすぐに使用を止めローラーの整備を行うことによりアッセンでの交換を避けることができます。

手順としてローラーを外しセンター軸に入っているシャフトを叩き抜き取ります。
社外品もあるOリングとベアリングとオイルシールを取り換え、元に戻すことにより蘇ります。
シャフト内にはオイルの代わりにグリースを注入すればOKです。
ローラーの表面が摩耗している場合はその度合いに応じて耐摩耗溶接により肉盛りを行えば万全です。
Oリング、ベアリング、オイルシールを各2個使用しますが部品費は4,000円程度で、肉盛り溶接は専門の鍛冶屋さんに頼んでも8,000円程度で綺麗に仕上げてもらえます。

ZHM1500の前の機種であるZHM150Aはすでに部品供給は停止されています。
下部ローラーについてはZHM1500の部品を加工し代用するしかありません。

ZHM1500の走行モーターの在庫もありませんので、オイル漏れなどを発見した場合すぐに使用を止め整備に出すことにより大半はOHで復活します。

無理をすると高くつくどころか、機械自体使用出来なくなるので古い機械は特に注意が必要です。 

コマツゼノアZHM1510足回り


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