廃ブラカッター 油圧式切断機「ハイパーホワイトシャーク」の処理能力
最近は、各都道府県にある最終処分場を運営しております産業廃棄物処理業者様の導入やお問合せが増えております。
背景には、埋め立て時の150mmアンダー以下での破砕、埋め立てに関して産業廃棄物の監督行政が厳正な対応を求め、立ち入り調査などが増えているためです。
この話は今に始まったわけではありませんが、時代の流れとともにより今まで以上に適正な処理を求められており、お客様からも作業効率が良く適正寸法になるような機械でかつ、導入コスト、メンテナンスコストが安価な機械を求められてきました。
開発した機械は、油圧配管を必要としない機械式の「ホワイトシャーク」と油圧シリンダー内蔵タイプの「ハイパーホワイトシャーク」の2種をご用意しています。
この特徴は、他のページで述べさせて頂いておりますが、ダブルの刃で更には140mm*140mmアンダーに一度の咀嚼で切断される構造のシュレッダー切断構造になっているのが特徴です。
(※)1度咀嚼すると(140mm*140mm)のものが4分割に4コマ切断されます。
又、切断物の種類により刃の配置が3パターンあり、刃の配置を変えることにより、大口径のVP塩ビ管やFRPの打撃破砕や、通常の短冊切りができるようになっています。
下記は油圧式ハイパーホワイトシャークHPWS-220(バックホウ0.7m3(20t)タイプ)の処理能力計算書です。
計算は、短冊切断での計算のため、シュレッダー切断刃の配置で作業しますと下記の表よりも処理量は5割増しになります。
※机上での計算値のため切断する物の状態や、切断する施設環境などにより異なりますのでご了承ください。
1.計算基準について、動力源であるバックホウは一般的なクローラ型、排出ガス対策型の標準バケット容量山積0.7m3(平積0.8m3)、機関出力104kw(141ps)とし、
切断カッターはハイパーホワイトシャークHPWS-220としている。又、処理後の形状は150mmアンダー以下としている。
対象物:廃プラスチック
廃プラスチック嵩比重:0.35
カッター刃物長 : 600mm
カッター切断幅 : 140mm
一時間あたりの処理量 16.5m3x0.35=5.77t/h
一日あたりの処理量 5.77t/t x 8h = 46.1t/日