油圧ショベルCAT320Eの摩耗したリンクのみを新品社外品に交換！
2022年4月28日
先日、近隣のお客様よりご相談いただいた「0.7ｍ3クラス油圧ショベルのリンクのみを交換する（CAT320Eの高額トラックASSY交換出費を圧縮！リンクのみ交換！）」作業を実施いたしました。油圧ショベルのクローラー(キャタピラー足回り)部品である「リンク」については、交換部品の中でも価格差が大きいことから、当社で低価格にてご提供させて頂いている社外品リンクへのお問合せを多く頂いております。お持ちの機械の「機種」と「シリアル番号」を教えて頂ければ、商品の有無をお調べいたします。部品販売の他、ご要望があれば交換作業や作業方法もお教えいたしますので、お気軽にお問合せ下さい。
機種 : CAT320E
クローラーのガタツキが多く外れやすくなり騒音が発生するケースではシュープレートを外すと以下の状況が確認できます。
今回はリンクの伸び、摩耗による隙間が多いことが確認できます。
取り換えは簡単です。マスターピンを抜き、新品のリンク(社外品)に交換します。マスターピンを規定位置まで差込んでリンクの取付完了は完了です。作業は簡単なことから時間の空いた時を利用して自社で行っている会社様も多くあります。
リンクを取付後にシュープレートを取付け戻します。シューボルトは指定トルクを確認し締め付けを行います。完成です。
今回はお客様が程度を見極め使い方を考慮していたため、リンクの交換のみでしたが、使い方や交換時期を見誤ると過度な偏った力が働き、その他の部品の摩耗を生み結果的に整備費が高くついてしまいます。このため定期点検は経費節減にとってもとても重要と言えます。
油圧ショベルのメンテナンスに際し、「リンク」「トラックローラー/キャリアローラー」「シュープレート」「アジャスターシリンダー」「リコイルスプリング」「スプロケット/セグメント」「アイドラー」などの社外足回り部品はご好評を頂いております。
足回り部品の交換費用は高額になるケースが多く誰しもが「交換費用をできる限り安く済ませたい」と思っています。油圧ショベルが大型になるほど、また所有台数が多いほど当然価格差も大きくなります。足回り部品の摩耗や歪み、欠損によりクローラーが外れやすくなり作業の安定性が損なわれるばかりで無く、騒音発生など作業環境の悪化にも繋がるためこの先何年乗るかにより計画的なメンテナンスをお勧めいたします。
