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第71回別府大分毎日マラソン大会 2時間40分切りを目指す 50歳の挑戦

2023年2月9日
再チャレンジ 2時間40分切りを目指し第71回別府大分毎日マラソン大会に挑む

昨年12月に加古川マラソンで自己のタイム目標である2時間40分切りに初挑戦(第33回加古川マラソン大会 2時間40分切りを目指す 50歳の挑戦)をしたが及ばなかった。翌日からすぐに練習を再開し、1月の第14回東京・赤羽ハーフマラソン大会(第14回東京・赤羽ハーフマラソン 78分切りを目指す挑戦)を経て2度目の挑戦の日を迎える。

挑戦の終了後にやり残した後悔をすることは無いか、日々自問自答し続けてきた。これが最後の挑戦になるかもしれない。そう思うと一日一生の思いが強くなる。

思い返せば2019年2月に2度目の2時間50分切りを目指しこの別府大分毎日マラソンに挑んだ(ランナーの聖地 別府大分毎日マラソン2019 初参戦!2時間50分切の挑戦!)。結果は2時間52分47秒とセカンドタイムで及ばなかったが思い出のある大会だ。50分切りが最後の到達点と思っていた。あれから4年経ち40分切りに挑む自分がここにいる。


【大会概要

大会名 : 第71回 別府大分毎日マラソン大会
日時 : 2023(令和5)年2月5日(日)
会場 : 大分市高崎山・うみたまご前スタート―別府市亀川漁港前折り返し―ジェイリーススタジアム(大分市営陸上競技場)
スタート : 12:00


【受付】

別府国際コンベンションセンター(B-ConPlaza)



当日の天気は快晴。スタート時刻12時の気温11度/風速2m。絶好のコンディション。スタート前偶然に地元のランナーにお会いした。今日は例年と違い、毎年強い向かい風となるラスト8㎞区間が逆風のようだと聞き俄然力が湧く。最も気がかりだったラスト8㎞区間が追い風とあれば心強い。


12:00スタート



ゼッケン番号は個人の公認記録の持ちタイム順に発行されており、その順番に並ぶ。自分は全体順位でおおよそ350番目。スタートゲートをくぐるまでのロスタイムは10秒くらいだろうか。

目標の2時間40分切りはアベレージ3'47"/㎞で達成となる。今日の調子に合わせ3'45〜3'47"/㎞で走り抜く計画だ。

21.1㎞の中間点。最低ノルマの1:20'00"より21秒速い1:19'39"で入る。スタートから少し脚が重いが軽すぎるよりは抑え気味の走りとなるため良いと言い聞かせマイペースで淡々と刻んできた。歴史ある大会とあって沿道の応援が多く走っていてとても気持ちがいい。


30㎞までは力まず余力を残しながら走ってきたが、小さなアップダウンと舗装道に少しずつ脚力が削られるのを感じていた。

冬場は週に2回、屋内体育館でしかしっかりと走れていないためなのか。当然その対策としてスピードは出せないが雪面の坂道をコンスタントに走り不安をぬぐってきた。30㎞過ぎからは多分風速3m前後位なのだろが向かい風になり消耗する。

「ラスト8㎞はきっと強い追い風のはずだ」
ラスト数キロまでわからないギリギリの勝負になるだろうと覚悟を決め走る。


30㎞通過点で最低ノルマの1:53'30"より16秒速い1:53'14"で入り、35㎞通過点で最低ノルマの2:12'24"より7秒遅い2:12'31"で入る

「残りラスト7㎞で7秒は挽回できないタイムではない。風よ強く背中を押してくれ」



ゴールの陸上競技場が見えてきた。ゴールを左手に見ながら競技場内を左周りに400mを一周走るとゴールだ。

すでに望みが消えたことは3㎞手前で認識をしていたが、競技場に入ると大きなタイムゲージが「2:38'..」台を表示していて胸が高鳴る。「2:39'」台のゴールを目指して今まで取り組んできた。ゴールは見えているのに遠い。トラックも残り半周というところで無念にも「2:40'00"」が表示される。

「最後の1秒まで振り絞り走り切る」



ゴール!


2:40’34”

目標には34秒及ばなかったが自己記録を1分14秒更新した。




ゴール後すぐに悔しさが込み上げてくる。悔しくて涙が出るのはいつぶりだろうか。

レース後に、「やり切った。フルマラソンに未練も後悔も無し」と思う自分を少しだけ想像していた。

このままでは終わらせたくない。まだ成長できる自分を信じることができる。

この悔しさを忘れずにもう一度40分切りに挑戦したい。





次戦

2023板橋Cityマラソン
2023板橋Cityマラソン 2時間40分切りを目指す50歳 3度目の挑戦