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当社建機アタッチメントが国内メーカー全機種に取付可能な仕組み

2023年12月1日
<2023年11月1日アースマシンメール配信内容>

当社で販売している建機アタッチメントは、ほぼ全種類で『国内メーカー全機種に取り付け可能』と謳っています。

お客様の中には『自分の持っているバックホウに取り付けできるのだろうか?』と心配されている方もまだ多いようで、このようなご質問をお受けしています。

結論としては、取り付け可能です。

もちろん、クラスの違う機種、例えば0.7m3(20t)クラスのバックホウに0.1m3(3t)クラスの建機アタッチメントは取り付けできませんが、同等クラスの機種であればメーカー違いの障害はありません。

このカラクリは、当社で販売している建機アタッチメントのほとんどが “ピン・ブッシュ交換式” を採用している為です。

“ピン・ブッシュ交換式” は、建機アタッチメントのブラケット部分にブッシュを取り付けた上で、ピンを貫通させます。これにより、「ピン径」が異なる場合でも、部材を購入することで「ピン径」の変化に対応できるようにしています。

国内メーカーでの「ピン径」については、以下のような状況です。
※一部例外もございますので、ご注意ください。

  • 0.7m3(20〜23t)クラスのピン径:80mm
  • 0.4m3(10〜13t)クラスのピン径:60mm or 65mm
  • 0.25m3(6〜8t)クラスのピン径:50mm
  • 0.2m3(3.5〜5.5t)クラスのピン径:40mm or 45mm
  • 0.1m3(2.5〜3.0t)クラスのピン径:35mm or 38mm or 40mm

当社で販売している建機アタッチメントは、上記の「ピン径」には全て対応しています。



そして、「ピン径」問題をクリアした後に出てくる次の問題は、バックホウの「アーム先端幅」です。

この「アーム先端幅」も、メーカーによって異なります。

当社で販売している建機アタッチメントの “ブラケット幅” は、同等クラス機種の中で一番広いサイズを参考として作成しています。「アーム先端幅」の小さい機種は、空いた隙間をシム(スペーサー)で埋めて取り付けを行う形としています。



「ピン径」と「アーム先端幅」の問題を解決すると、物理上、間違いなく取り付け可能です。

このようにすることで、当社のような建機アタッチメントメーカーは、同機種複数台の在庫保有が必要なくなるため適正在庫での保管ができ、コストカット→価格へ反映という還元が可能となります。

尚、“ピン・ブッシュ交換式” は、建機メーカーの純正バケットでは採用されていません。

“ピン・ブッシュ交換式” のメリットは、上記に挙げた通りですが、もちろんデメリットもあります。

デメリットとしては、純正バケットピンが使用できない事です。“ブラケット幅” が広いので、それを連結するバケットピンも同様に長くしなくてはならず、社外既製品が使用できません。

当社では、原則 “ピン・ブッシュ交換式” を採用し、可能な限り専用バケットピンの低価格化を図れるようにしています。

今回ご紹介しました内容を理解すると、今後の購入選定やトラブル解消時に役立つと思います。

当社で販売している建機アタッチメントが『国内メーカー全機種に取り付け可能』な仕組みは、ご理解いただけましたでしょうか?

建機アタッチメントについてのあれこれ、今後も配信してまいります。ご質問等は随時お受けいたしますので、お気軽にご連絡ください。