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社外品シリンダーシールキット(トラクター用)現物合わせ対応方法例

2024年5月14日
シリンダーシールキット現物合わせ対応方法の一例をご紹介いたします。

今回お客様からご相談をいただいたのが『農業機械トラクター用のシールキットを社外品で購入したい』という内容です。

<お客様の状況>
  • トラクターメーカーでは該当のシールキットは販売されているが、高額で複数使われているシリンダーシール交換費用が嵩んでしまう。
  • 油漏れはまだ少量だが、日ごとに増えている様子。
  • トラクターはほぼ毎日使用する。



トラクター等農業機械についてはメーカー、機種共に多数ある事からメーカー、型式だけでのシールキットは選定が難しく、原則としては「現物合わせ」対応としています。
※現物合わせとは、不調のシリンダーよりシールを外し、同等シールを集めセット販売する方法

ただ、今回の場合はトラクターが毎日使用する事からシリンダーシールを外し、探している間の機械が使えない状況となってしまう事もあり、お客様も少し諦め気味でメーカーからシールを購入するしかないとお考えのようでした。

そこで当社がご提案したのは以下のような手順です。

  1. お客様がメーカーから純正シールキットを購入
  2. 純正シールが届き次第当社へ発送
  3. 当社にて純正シールから次回に備えて採寸・照合し、データとして保存
  4. 純正シールを採寸後すぐにお客様へ返送

1〜4までができると次回お客様からご依頼いただいた際にサンプルなしで社外品が購入できるようになります。
お客様も油漏れ状態は軽度という事で近く純正シールを送っていただく運びとなりました。

シリンダーシールについてお悩みの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。