第39回サロマ湖100㎞ウルトラマラソン 7時間30分切りに再挑戦
昨年5年振り3度目のサロマ湖100㎞ウルトラマラソンで、自己記録を更新(PB)する7時間30分切りの挑戦(第38回サロマ湖100㎞ウルトラマラソン 7時間30分切りの挑戦)をした。結果は7時間49分08秒と自己記録を更新(PB)するも目標達成には至らなかった。
ジョギングを2016年1月に始めて今年で9年目に入る。毎年自分越えを目標に掲げ、2024年は2月の別府大分毎日マラソン(フルマラソン)で2年越しの目標だった2時間40分切りを果たし、5月の弘前24時間走選手権では目標としてきた250㎞越えを達成し過去の自分に勝つことができた。
「残すは100㎞この1種目。自己記録の更新は勿論だが、是が非でも自身の目標タイムをクリアしたい」
3月のフルマラソンを終えてからは5月の第19回川の道フットレース(第19回川の道フットレース(千曲川〜信濃川ステージ252㎞)に参戦)、第3回弘前24時間走選手権(第3回弘前24時間走選手権 再び250㎞超えへの挑戦)に向け距離を踏んできた。これにより長い距離への耐性ができた半面、スピードが失われている。
6月は走る距離を抑え、もう一度スピード感を取り戻す練習に切り替え準備をする。
【巡航計画】
レース計画は昨年同様に50キロ地点まで4分15秒/㎞(フルマラソンで3時間となるペース)とし、これ以降ゴールまでは状況に合わせ平均4分45秒/㎞(フルマラソンで3時間20分となるペース)で巡航する計画とする。
当日の天候は晴れ、気温はスタート時20度から正午で30度の予報。昨年(最高気温27度)以上に厳しいレース展開が予想される。北海道はこれまで20度前後の気温で推移していたが、週間予報で大会前日から最高気温が30度と急激に上昇することが解っていた。このため暑熱順化にサウナを利用した。効果の有無は諸説あるが、これで実証できる。
大会2日前までの3日間、近所のサウナ付き(室温85℃前後)の温泉に仕事を終えた夜に行きサウナ浴(1回当たり10分入ることを3〜4セット)を行った。
「機能改善まではいかなくとも暑さに対する精神的な抵抗力が付き自信に繋がるはずだ」
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■AM5:00 スタート〜50㎞
スタートから思うようにスピードに乗れず、体感より10秒/㎞位遅い。
「昨年は50㎞以降から暑さで集中力が途切れ失速した。ここで無理をすると二の前になる。100㎞を4分30秒/㎞のイーブンペースに予定を変更しよう」
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- 42.195㎞通過タイム 3:03'30" (昨年2:56'24")
- 50.0㎞通過タイム 3:40'27" (昨年3:33'55")
50.0㎞でふと暑さを感じ、時計を見ると7時40分。
予報では8時の気温は25度くらいのはずだ。昨年を考えると暑さ対応ができ集中力を保っている。サウナ効果で暑さに順応している。
「自信を持って行こう」
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■51㎞〜70㎞
「60㎞を越え気温は30度に到達しているはずだ。ただ所により緩やかではあるが風はある。被り水も2.5㎞ごとに用意されている。気温を表す単なる数字に惑わされてはいけない。真夏の日差しはこんな柔では無い。総合的に考えると今日の最高気温は25度に違いない」
そう自分にに言い聞かせる。
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- 60.0㎞通過タイム 4:28'08" (昨年4:23'37")
- 70.0㎞通過タイム 5:15'46" (昨年5:14'00")
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■71㎞〜ラスト㎞
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自分にはどうしても辿り着きたい場所がある。少なくとも去年の自分を越えなければそこへ行くことはできない。
何かを掴むためには逃げないのが条件。何だって人一倍やればできると信じてここまでやってきた。
「限界を感じてからが本当の戦い」
もがいて苦しんだ分だけ成長できる。
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ゴール!
7:47'38"
目標には17分05秒及ばなかったが、自己記録を2分03秒更新した。
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満足の行く結果では無かった。でも挑戦した結果またひとつ学びを得ることができた。
諦めることはいつだってできるが、諦めないで続けることは今しかできない。
あと少しだけもがいてみようと思う。
【結果】
7時間47分38秒、陸連登録の部 総合 24位
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【全体】
100㎞出場者数 : 3,026人、完走者 : 1,780人、完走率 : 58.8%
次戦
・第1回千歳青葉ウルトラトラックレース
・Big Backyard Ultra World Team championship 2024(バックヤードウルトラ チャンピオンシップ2024)
⇒バックヤードウルトラ チャンピオンシップ2024(世界大会 団体戦)