油圧ショベル0.7m3(18t)以上に取付可能!安全率を高めた敷鉄板マグネット
敷鉄板マグネットを「0.45m3(12t)クラスでも使用できないか」とのお問い合わせも頂きますが、アタッチメントと吸着する敷鉄板の重量の合計は、敷鉄板の敷設範囲(油圧ショベルの作業半径)を考えた場合に安全範囲を越える可能性があるため取り付ける油圧ショベルは0.7m3(18t)以上としております。
油圧ショベルの仕様は一系統/共用配管のみで使用できます
油圧による作動箇所は、「ウォームギアによる340度旋回」と、敷鉄板を吸着後の落下防止装置である「油圧可動式安全フック」の2点となります。運転席内に設置するソレノイドバルブのスイッチにより作業装置指令を切り替え作動します。このため油圧配管は一系統/共用配管で使用できます。
【一系統/共用配管】
キャプタイヤ(配線)は販売キットに含まれます。
【油圧可動式安全フック】
マグネット0.9kw(GPDS350×4基)の作動には、油圧ショベルに標準で搭載されている24Vバッテリーから電源を取り、小型の分電盤を油圧ショベル内部に設置します。運転席内に脱着スイッチを設け、ON/OFFにより敷鉄板の脱着を行います。
【分電盤】
【脱着スイッチ】
吸着する敷鉄板は5尺×20尺(1,524mm×6,096mm)までを想定
工事現場で主に使用する下記の敷鉄板の吸着に対応しています。
- 5尺×10尺(1,524mm×3,048mm)×厚さ25mm、重量911㎏
- 5尺×20尺(1,524mm×6,096mm)×厚さ25mm、重量1,823㎏
落下防止の油圧可動式安全フックは敷鉄板横幅の5尺(1,524mm)で設計しているため、これ以外の寸法で使用する場合にはご相談下さい。
この商品の最大の利点
使用する敷鉄板は歪みがあるものも多く長尺(5尺×20尺)になると吊り上げると、たわみが発生します。この場合、1つの平坦なマグネットではこれらに追随できずに、落下の危険性が増します。この対策として、省電力の強力電磁石マグネットを4隅しています。このマグネットはそれぞれに自在に角度が変わり常に吸着面と正対して安定した吸着力を発揮する設計としています。
又、敷鉄板を吸着する場合は油圧ショベルのオペレーターが目視で敷鉄板の上にマグネットを置きます。この場合、1つの平坦なマグネットでは重心からずれた場合にはバランスを失い落下の危険性が増します。上記の設計により応力の集中を防ぎ安全率を高めています。