ショベルバケットコーヒーカップの製作過程【アースマシン株式会社】
製作に至ったのは、本業で本物の建設機械の開発に手掛けている中でより身近な人たちにも喜んでもらえ、建設機械を身近に感じてもらえる商品を作りたいという思いでした。こんなのでとりとめのない会話が生まれ、皆が笑顔になってくれたらそれが何よりも嬉しいですね。このカップは3年越しで思い描いていた自分の夢のカップです。
思いを形にでき感無量です。反響が良ければ第二弾、第三弾と続きます(笑)
製作手順
【3Dモデリングの方法】
・陶芸会社との協議
弊社作成の平面図、3D図を提出し、陶芸会社と打合せ。
・陶芸会社→型製作専門業者
三面図を元に型業者のオペレーターによる3次元化
※使用したソフト
CATIAソフト
※原型の作り方
マシニングの切削加工
【見本型製作】
原型から石膏の見本型を製作し試作品を製作する。
(修正等が有る場合はこの段階で行う)
【荷口ケース】
使用型を製作するための型になります。
【使用型】
製産するための型になります。消耗品になります。
【原型製作から製品を製産するまでの大間かな流れになります】
原型、見本型製作→試作品の製作焼成→修正がなければ→荷口ケース、使用型の
製作→製品製産
【カップ製産の手順】
(1)専用使用型を使い「圧力鋳込み成形」によりカップおよび持ち手部分の形
状を作ります。
「圧力鋳込み成形」とは(泥状にした陶土に圧力を加え石膏型に注入し成形する
方法です)
(2)型から取り出したカップ本体と持ち手部分を泥などで接合しカップ形状に
します。
(3)出来上がったカップを数日乾燥し「水拭き仕上げ」をした後に、800度で約
8時間ぐらい「素焼き焼成」をします。
(4)焼き上がった素焼生地に風合いを出す為の加工をした後に「釉薬をぬ
り」1200〜1300度で約20〜25時間「本焼成」をし完成です。
(5)ロゴ等を入れる場合は、上絵付け加工により再度800度位で焼成する事にな
ります。
最後は梱包する箱の選定 木箱などもあります。