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搭乗式ハンマーナイフモアの整備点検の留意点

2015年12月26日
ハンマーナイフモアの買い替えする前に、一度再生整備を考えるのも選択の一つです。弊社では毎年多くの機械を販売業者からも買い取りしていますが、状態によっては数十万で数年延命される状態のものも多くあります。
HMC1520
ZHM1510


まずチェック項目として足回りの状態では下部ローラーや外部ローラーの外側の摩耗、軸のベアリング破損によるガタ、油圧モーターの油漏れ、ゴムクローラーの摩耗などがありますがベアリング交換や、シール交換で直る場合が多くあります。

ローラーのベアリング交換とゴムクローラーの交換だけですと20万もかかりません。

ベアリングは1500h前後、ゴムクローラー
は1000h前後での交換が一般的です。

多くのお客様はエンジンの馬力が落ちたと感じ買い替えを考えますが、燃料フィルター、エアーフィルター等の汚れにより馬力が落ちている場合も考えられます。この場合は数万円です。エレメント類は500h以内での交換が望ましいです。平均3000hを超えるとエンジンピストンの摩耗により圧縮比が低下し出力が落ちてきます。この場合は簡単に言うと、シリンダーピストンの出入径を0.5mm削りピストンを0.5mmサイズアップしエンジンを再生(オーバーホール)します。エンジンの内部の状況によりますが、施工費はエンジン脱着費を含め40万〜70万前です。

 オーバーヒートについてはエレメントの目詰まりが多いですが、2000hを超えるとラジエター内部に水垢や不凍液などの分離したものが水路を塞いでいる場合も多くあります。この場合はラジエターの再生(オーバーホール)します。再生費は脱着費を含め8万円前後です。

 当たり前のことですが、オイル交換、エレメント類の交換をまめにし走行モーターやエンジンになるべく負荷を与えない作業を心がけることが長持ちさせる秘訣です。

又、場合によりますが、整備を安く上げるにはアッセンブリでの部品交換を避け具合の悪い部分の部品交換を早目に行うことです。部品には品質が変わらず半値で買える社外品も多くあります。

 バンパーやサイドカバーの割れ補修は平均5万〜10万程度、全塗装は5万〜7万位ですね。

草刈りモアの請負をされている業者さんは、整備費を出来るだけ抑えるために暇な時間を見つけてに自社でやられている会社様が多いですね。
何でもそうですが、利益を出すには、他社よりも何か努力をしなければ決して生まれません。

弊社は利益の出ない皆様の味方です。
何でも相談に乗りますので、お気軽にお問合せください。持ちうる技術はすべてお教えいたします。