BNR34 34GT-RのGT-SSタービンブロー!原因究明へ!
まさかのタービンブロー・・・・
GT-SSタービンのコンプレッサーホイールが砕け、シャフトにもガタが出ていました。
走行中に時々、白煙も出ていたようです。
当店でチューニングした車両ではないので、オーナーにチューニング内容を聞きながら原因究明。
チューニングした業者さんのチューニングリストを見ながら検討しました。
(1)最大ブーストは1.2KでGT-SSのブローの原因には程遠い。
(2)前後タービン共にブローしているのでボルトやナット単体異物の侵入は考えにくい。
(3)純正のブローオフバルブ・純正のインテークパイプ・純正インタークーラーなので、吸気流動によるサージングも考えにくい。インテークパイプの合流部形状がタービンに合わないにしてもどちらかひとつのタービンブローのはず・・・
(4)フロントパイプ・ストレート触媒・スポーツマフラーが付いているのでは排気圧によるブローも考えにくい。
ひとつだけ気になる点は264度・10.0リフトのカムシャフトが入っているとゆうこと。それにノーマルエアフロと書き換えECUの仕様。
タービンのコンプレッサーホイールが小さくて許容回転数を超過したサージングが原因か?
こうなるとエンジン高回転域のバルブサージングも怪しくなってくる。
バルブタイミングをとった形跡もないし・・・・
今後の安全を考慮しての仕様変更として・・・・
(1)GT-SSよりコンプレッサーホイールの大きなタービンに変更する。
(2)現車合わせのECUに変更する(できれば、エアフロレスDジェトロ)
(3)カム・バルブ周りの点検/調整。
タービンだけでなくエンジンのことも考えると、最低この3点の仕様変更が必要ですかね。