R32GT-Rのライト/エアコン修理&持ち込み部品でエンジン不調修理
他店さんで直せないと断られた?ようで、当店をネット検索で見つけて修理ご依頼くださりました。
平成6年車で後期なのでエアコンガスはR134aのはず?ですが、よく見るとR12です。
詮索すると長くなるので、色々とあった車輌のようです。
原因を調べていくと、ゴムパッキンの劣化が見つかり、エアコンは無事に冷えるようになりました。
それと実は・・・他の修理も他店さんで行う予定であったようなのですが、年単位で長期間進んでいないらしく、それらの修理作業も当店で行う事になりました。
修理に必要な新品部品(純正イグニッションコイルとカプラー、インジェクターのゴムパッキン)はオーナー様が購入済みでしたので、持ち込み頂きました。
先ずは、『アクセルを踏んでも加速しなかったり、アイドリングが安定しない』との事で、イグニッションコイルとカプラーを交換する為の作業から開始しますが・・・何故か?1番のみ交換済みでした。
イグニッションコイルは3個ずつ前後で外れます。
1番を除く、残り5個のイグニッションコイルを交換します。
RB系やJZ系エンジンは、イグニッションコイルのカプラーが劣化によりすぐに割れてしまいます。
新品カプラーに配線を繋ぎ直す為、劣化したカプラーの配線をカットします。
配線を間違わないように半田付けして、新品カプラーを接続します。
続いて、『インジェクターからのガソリン漏れがある』との事で、インジェクターのゴムパッキンを持ち込み頂きましたが・・・点検すると、ゴムパッキンからではなくインジェクター本体の継ぎ目から漏れていましたので、インジェクターの交換が必要です。
そのインジェクターですが、これも何故か?2本だけ新しい?物になっていました。
後日、オーナー様が購入したリサイクル品のインジェクターを持ち込み頂きましたので、インジェクター交換作業を進めていきます。
インジェクターを交換し、イグニッションコイルとカプラーも取り付けて、エンジン関連の修理作業は完了です。
エンジン始動確認して、点火不良・燃料漏れは解決しました。
最後に、『ポジションランプスイッチをONにすると、ポジションランプが点かず、何故か?フォグランプが点く』との事で、原因を調べて直します。
オーナー様に詳細をお聞きすると『元々プロジェクターヘッドライトで、車検の為と夜間走行が不安な為、角目ヘッドライトに変更している』との事なので、配線を調べていくと・・・配線方法が間違っており、ポジションランプ配線がフォグランプに繋いでありました。
また『たまにヒューズ切れする』との事でしたが、これは・・・T10用の配線は細いので、H3フォグランプへの使用は厳しい為でした。
フォグランプの配線カプラーが近くに見えたので接続し直してみましたが、この時点では通電はしないようです。
室内側からフォグランプスイッチ裏側のカプラーも接続してみた所、正常に点灯するようになりました。
エンジン不調が改善され、ヘッドライト不具合も直り、ひとまず安心です。
この度はありがとうございました。