エンジン吹けが悪い71クレスタの点火不良プラグ/コード交換修理
オーナー様に症状を聞くと、『当初は暖機運転すると調子が良かった事が多く、最近気温下がってきてからエンジンの吹けが悪い』との事です。
そうすると、不調の原因は点火系や燃料系も考えられます。
お話を聞きながらプラグコードを触ると、回転数が変わります。
1987との印字が見え、当時物のようです。
1G-GTの水冷インタークーラー式という事も有り、プラグ交換歴も怪しいので、先ずはプラグとプラグコードの交換を提案しました。
ご依頼を承りましたので、新品のNGKプラグとプラグコードを発注しました。
プラグとプラグコードの入荷後に、再度入庫して頂きました。
入庫時は、エンジン音が5気筒状態でした。
水冷インタークーラーが真上にあるので、クーラント抜きからスタートです。
それからエンジンヘッドカバー周辺の部品を外していきます。
この工程があるのでメンテナンスがし辛く、その為に交換してなかった可能性があります。
4番のプラグコードを触った時が怪しかったので、4番プラグから外しています。
外したプラグを左から1番〜並べてみると分かり易いですが、やはり4番プラグの点火不良でした。
また5番プラグは錆が出て腐食しており、これは真上にあるインタークーラーのクーラント垂れが原因のようです。
新品のプラグを取り付けて、新品のプラグコードを繋ぎます。
デスビキャップに間違わないよう接続します。
エンジンヘッドカバー周辺の部品を組み付け直し、クーラントを入れてエア抜きします。
エンジンをかけてチェックすると、軽快に吹け上がうようになりました。
修理完了し、オーナー様にも大変喜んで頂けました。
希少なオプション装備多数な71クレスタツインターボでした。
この度はありがとうございました。