スズキKeiスペシャルの錆箇所を補修して塩害対策アンダーコート施工
こちらの車両はKeiスペシャルベースのKeiワークス仕様です。
当初はマフラー交換で入庫しましたが、その時に下回りの錆が出ていた為、エンドックスアンダーコート施工をご提案させて頂きました。
フロアー後方、リアのフレーム、リアショック付近、この辺りの錆が目に入りました。
当初この時点では軽度の錆かと思いました。
元々本州車で錆は少ない方ですが、塩害対策も兼ねてエンドックスアンダーコート施工する事になりました。
通常通りであれば下回りの洗浄から始めるのですが、今回は気になる箇所が有りましたので、水気を避けるためエアブローにします。
ボンネット付け根の左右に木の葉?等々が溜まって、そこに泥や砂も溜まっていましたので、エアブローで落とします。
フェンダーライナーを外すと、ゴッソリと溜まっていました。
ここに木の葉や泥や砂などが溜まると水が流れず、フェンダー下部からの腐食原因になります。
溜まっている木の葉や泥や砂を取り除きます。
そしてエアブローすると、溜まった汚れが出てきました。
サイドステップもエアブローすると、詰まっていた砂や埃がどっさり出てきました。
続いて、錆が目に入った箇所を削っていきます。
出来れば本来は錆箇所を切り落として溶接修理ですが、今回は溶接修理無しで補修します。
見た目では軽度の錆かと思った箇所は脆くなっていて、手でも簡単に崩れて穴が空いてしまう状態でした。
ある程度まで錆を落として、錆転換剤を塗布します。
そうすると黒錆びに変わっていきます。
その後に樹脂入りの錆止め剤を塗布して、少しでも強度を出します。
次に、水気が入らないように穴埋めします。
硬化する間に養生していきます。
今回はマフラー脱着無しで作業しています。
足回りや車高調を保護します。
全体的に養生して、エンドックスアンダーコート施工します。
穴埋めした箇所や錆のあった箇所は念入りに施工しました。
乾燥後、養生を外します。
ほぼフルチューンの車両なので、ボディがダメにしまうと高額修理もしくは箱替えなどになってしまいます。
本格的な塩害の影響を受ける前に対策出来て良かったです。
お客様にも大変喜んで頂けました。
この度はありがとうございました。