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新型コロナウイルスワクチン

2021年2月20日
 ようやく始まった新型コロナワクチン接種のニュースを見て「痛そう」と感じた人も多いはず。国内承認されたファイザー製は、人の腕に垂直に針を刺す「筋肉注射」で投与する。従来、インフルエンザなどの予防接種は、30〜45度の角度で針を刺す「皮下注射」。筋肉注射は、日本人にとって馴染みが薄い。

「筋肉注射は深さ1・5センチ、皮下注射は0・5センチと針の深さが違います。ファイザー製ワクチンは筋肉注射を前提に開発され、厚労省はそれを承認しました」(厚労省医薬品審査管理課)

 日本で筋肉注射が“マイナー”になった理由は約60年前にさかのぼる。1962年、解熱剤や抗菌薬の筋肉注射を受けた乳幼児が「大腿四頭筋拘縮症」や「三角筋拘縮症」などの副反応を発症。責任を追及する訴訟にまで発展した。ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)が言う。

「被害者の多くは大腿四頭筋拘縮症で、太ももの筋肉の組織が破壊され、生涯、歩行困難になった人もいました。日本小児科学会などが注意を呼びかけた結果、その後、インフルなどのワクチン接種は皮下注射にするよう、国内の製薬会社が方針を変更しました。日本の医学界が背負ったトラウマのようなものです。その結果、同じ原理で作ったワクチンが海外では筋肉注射、日本では皮下注射と異なる扱いになったのです」

 日本の医療従事者は筋肉注射に不慣れと思いきや、さにあらず。入院患者の治療には採用しており、医師らが接種に抵抗を覚える心配はない。また、筋肉注射は皮下注射より、抗体の効果が10%高いことも分かっているという。

「以前、米国の駐日大使館でインフルの予防接種をした際、白人職員の皮下脂肪が厚いことにビックリしました。日本人の2倍はあったでしょう。とはいえ、日本でも肉が厚い肩の三角筋に注射するので、針が1・5センチ入っても骨に刺さる心配はありません。ただ、深く入るので、皮下注射より多少痛みを感じると思います」(左門新氏)

 感染防止のため、痛みに耐えるしかない。