マグネシウムホイールのリフレッシュ・再塗装修理について
マグネシウムの特徴として「耐腐食性が全く無い」事は皆さんご存知と思います。
一部塗装が剥がれた箇所が腐食し、そこからどんどん腐食が広がります。
また、一見綺麗に見える物でも、塗装を剥離すると、素地は以外に腐食しています。
古い物は当然ですが、比較的新しい物でもその場合が多いです。
また、マグネシウムという金属は、素材表面に塗膜が着く事を極端に嫌う材質で
塗装方法も専用の方法で難しく、手間もかかり、その割には他金属と比べると
素材との密着性は決して良いとは言えません。
強度的にも、アルミのように粘りが無い為、ちょっとした事ですぐに割れます。
こう考えると、マグネシウムホイールの良い部分と言えば、軽量である事のみで
対候性・耐食性に乏しく、割れ安い、云わば使い捨てと言っても過言ではありません。
元々が高価なので、そういう訳にもいきませんが・・・。
当社では、マグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装も請けたまわっております、
上記の理由から、完全な状態で仕上がらない物も多いです。
以下はマグネシウムホイールのパウダーコートフィニッシュで一番多い症状です
比較的状態の良い物でも、多い症状です。
パウダーコートの焼付け硬化温度200℃程、というのが理由で
高熱をかけると、内部から空気が沸いてきて、塗膜を押し上げます。
パウダーコートフィニッシュの場合は解決策はありません。
パウダーコートベースでトップウレタン塗装仕上げの場合は対処可能です。
塗装とは関係しませんが
ナットホールからセンターホールに向かってのヒビ割れ(クラック)も多いです。
剥離前は気が付かない事が多く、剥離して素地状態にすると気が付く事が多いです
近年は、アルミ鍛造軽量ホイールの方がマグよりも軽い物も多いので
実使用にはむかないマグホイールの存在も薄れてきていますが
2輪マグはもちろん、4輪でもクロモドラやカンパニョーロなどの価値ある
高級マグホイールはレフレッシュのご依頼も多いです。
使い勝手が良いとは言えないマグホイールですが、ご依頼の際は上記を参照の上
御問合せお願いします。