ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ
・ポリッシュ系
・カラー塗装系
・光輝アルマイト系
マルチピースホイールの場合は、既存で最も多い仕上げが光輝アルマイトです。
修理後も同様に光輝アルマイトで仕上げたいところですが、光輝アルマイト加工が再施工出来る物として「修理に溶接作業を伴わない物」に限られます。
仮に光輝アルマイトの再施工が可能だとしても、加工代が高額で納期もかかるため、修理においてはあまり現実的ではありません。
以上理由で修理は近似のポリッシュにする場合がほとんどになります。
ポリッシュでも以下の3種類に分けられます
・鏡面ポリッシュ
・ダイヤモンドカット
・ブラッシュド
一番無難で多い仕上げが鏡面ポリッシュですが、施工後のクリアー塗装の有り/無しで見た目や維持にも大きく特徴が変わります。
以下画像は同じリムでの鏡面ポリッシュに対してのクリアー有無の比較です。
クリアー塗装無しの状態
クリアー塗装有りの状態(パウダーコートクリアー)
並べて比較してみます。
左がクリアー有り、右がクリアー無しです。
比較画像の通り、光沢・輝きはクリアー無しの状態の方が良いです。
次にクリアー有り、クリアー無しのメリット・デメリットのご説明です。
・クリアー塗装有りのメリット
・表面に保護膜が出来ますので、酸化白濁りしないことがメリットです。
・クリアー塗装有りのデメリット
・クリアー塗装無し状態よりもやや濁り、クスミが出る。
・いずれクリアーと素地の間に水分が混入し、白サビが発生する。(「いずれ」の時期は断定出来ません・・・)
・クリアー塗装無しのメリット
・濁りが無く光沢、輝きが良い。
・保護膜が無いので酸化白濁りはしますが、DIY手磨き作業で復活できる。
・クリアー塗装無しのデメリット
・保護膜が無いので、徐々に酸化白濁りする。
以上のように、どちらも一長一短あります。
選択のポイントとしては「輝き重視か維持性重視か」という事になります。
DIY手磨きの維持メンテナンス作業が億劫じゃなく、輝き重視であればクリアー塗装無し、やや濁りがあってもそれなりに光っていて維持・メンテナンス性重視であればクリアー有り、と言う判断基準になるかと思います。
以上、参考にしてください。