ワタナベマグネシウムホイール 色変え塗装フルオーバーホール修理
外観は特に異常無しに見えます、外観は・・・
まずは剥離からですが、いつも言っているようにマグは専用の方法の
剥離になりますので、専門業者さんへ外注しての剥離になります
剥離後
下処理に入ります
ディスク面裏表はサンドブラスト処理、側面とインナーは研磨します
下処理すると粗が現れてきます
マグの場合はある程度の腐食は想定内ですが
そこにワタナベとなると素材の良し悪しも出てきます
ワタナベは製造方法が昔当事のままの製法なので
巣穴が多く、素材は決して良くはありません
しかし、想像していたよりはまだマシでした
次にマグ専用の化成処理をします
この処理でシランカップリング系皮膜が形成されます
効果は妨腐、塗膜密着などです
完全に水分を飛ばすために一旦180度ほどで空焼きし
冷却させてからマグ専用のプライマーを塗装します
次にプロテクターをパウダーコート
トップはブロンズのパウダーコートです
180℃で本格的に焼き付けて完成です
ワタナベマグである事で想像していたよりは不具合はほぼ無く済みました
インナー側に極微量の気泡が出ましたが、目視ではほとんどわからない
程度で済みました。表面に至っては気泡など他不具合は皆無です。