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AMG2P 17インチホイール オリジナルへフルオーバーホール修理

2014年4月27日
AMG2Pの17インチです。
AMG3Pも良く入庫しますが、この2Pモデルも入庫の多いホイールの一つです。
リフレッシュでオリジナルの状態へフルオーバーホールご希望で京都府よりご依頼いただきました。
塗装歴有りで、この状態のまま塗装したのでしょう。ピアスボルトも一緒にシルバーに塗装されています。



1本にAMG3P/2Pによくあるナットホールからセンターハブホールに向かってクラックがありました。PCDの割にセンターホールの径が大きいので、間の壁の厚みがそもそも薄いため、このモデルにはこの部分のクラックは良くあります。ユーザー様より1本提供していただいたディスクと入れ替えにしました。





リムとディスクを分解し、ディスクの塗装剥離、サンドブラスト研磨、バレル粗研磨で塗装の前処理をします。




最後は調色したウレタン塗装仕上げにしますので、最終溶剤ウレタンシルバー塗装のベースとして、サフェーサー代わりにパウダーコートグレーを塗装します。
溶剤サフェーサーよりもパウダーコートをサフェーサー代わりにした方が素地との密着は高いです。





サフェーサー代わりに塗装したパウダーコートグレーを足付け研磨をし、溶剤ウレタンでのシルバー塗装です。
元の(オリジナルの)シルバーと出来るだけ同じで、との事でしたので、今回はウレタン塗装でのシルバー塗装にしましたが、似ていればOKと言う場合は、丈夫なパウダーコートでのシルバー塗装で可能です。




リムは回転研磨で塗装の下処理をし、パウダーコートグレー塗装にします。
元々は側面、インナーも切削肌でしたが、耐久性を重視し、グレーのパウダーコートにしました。
AMG3Pのインナーもオリジナルはグレー塗装になっています。






一番最後にアウターリムをダイヤモンドカット加工、クリアー塗装します。
今回はオリジナル重視と言う事でしたので、アウターリムはオリジナル同様に旋盤切削ポリッシュのダイヤモンドカットにしました。ダイヤモンドカット面に対してのクリアーは溶剤ウレタン塗装のクリアー塗装となり、本来使いたい丈夫なパウダーコートクリアーは使えません。
ダイヤモンドカットではなく、通常のポリッシュ仕上げですと丈夫なパウダーコートクリアーが使えます。
クリアーの耐久性は妥協をして、見た目オリジナル重視でダイヤモンドカット+溶剤ウレタンクリアー仕上げにするか、耐久性を重視してポリッシュ+パウダーコートクリアーにするか、と言う事になります。







ちなみに、AMG3P/2PはOZ製、BBS製の2タイプあります。どちらも見た目は同じです。
今回のAMG2PはBBS製でした。