NISMO LM-GT4 ブラッシュド/ウェットショット/スモーククリアーカスタム
LM-GT4 大森ファクトリースペック マシニングロゴバージョン
バリバリの現行モデルの新品です
新品を履く前にカスタムしちゃいます
塗装を剥離、サンドブラスト研磨からバレル粗研磨
ウインドウ(スポーク間)と堀文字をウェットショット加工で鈍いアルミ肌にします
サンドブラスト肌だとザラザラ鈍すぎますし、ポリッシュまでにすると意図とはズレてしまうので
ウェットショット加工で鈍いアルミ色にします
ウェットショットは、水とメディア(ガラスビーズ)が混じって噴射されますが
これにさらに一味を加える事で、普通にウェットショット加工をするよりも光沢が出ます
天面とインナーをブラッシュド加工
トップコートはスモークマットクリアーをパウダーコート
焼き付けて完成です
ウェットショット肌とスモークマットクリアーのマッチングも狙い通りです
ウェットショット加工は、そもそもは塗装やバレル研磨の下地処理に過ぎませんでした。
近年は、メディア(ガラスビーズ)の番手や、一味加える材料との組み合わせで
ある程度光沢感も出せるようになりました。
根本は何かの下処理に使う加工を仕上げに使う。これはブラッシュドにも当てはまると思います。
ブラッシュドも元々は研磨の途中工程だったはずです。
それをあえて仕上げとして使ってみると案外いいね、という感覚だったのだと思います。
「この加工はこう使う物だ」という固定概念に固執していては新たな発想は出てきませんね。