陽極酸化とは?
金属素材表面に酸化被膜を形成させます。
化成処理(簡易版)と並び表面処理の一つです。
陽極酸化の方法
塗装の剥離、下地研磨等の塗装の前処理後に行います。
母材(ホイール)を陽極として、電解質溶液中で通電させ、母材表面に酸化皮膜を形成させます
酸化被膜は白色です
陽極酸化の効果
耐食性や塗装の親和性(密着性)向上が期待出来ます
当社では主にマグネシウムホイールの表面処理に行っています
化成処理との違い
化成処理も陽極酸化もどちらも酸化被膜で効果もほぼ同じ効果ですが
判り易いイメージで分けると以下のようなイメージになります。
コスト 化成処理 < 陽極酸化
効果 化成処理 < 陽極酸化
処理の可不可
陽極酸化被膜処理は、マグネシウムホイール製造ラインにスポットで割り込ませてもらいます。
そのため、腐食や傷みがある程度酷い物は、陽極酸化処理の水溶液が汚れるため
新品製造に悪影響を及ぼすとの事で、状態によって不可の場合もございます。
一方化成処理は自社処理ですので、制限はございません。