酸化白濁り(白ボケ)とは?
酸化白濁り(白ボケ)の原理
BBF-Pやバレル研磨のポリッシュ系仕上げにする場合、クリアーの有無の選択に迫られます。
光沢重視ならクリアー無し、メンテナンス性重視ならクリアー有りですが、
クリアー無の場合は、保護膜が無い無垢剥き出し状態になりますので、常に外気にさらされます。
そのため、月日の経過とともに酸化により表面が徐々に濁って(曇って)きます。
酸化白濁り(白ボケ)をさせない方法
「クリアー塗装で保護膜を作る」しかありません。
ただし、クリアー塗装仕上げにする事でのデメリット・メリットもあります
デメリット1
クリアーと言えども、クリアー無の状態に比べ、膜の分極僅かに濁りが出ます
対してクリアー無の場合は濁りの無い素晴らしい光沢になります
デメリット2
いずれ剥がれてきた時に逆にみっともなくなくなる
対してクリアー無の場合はそもそも剥がれる膜が無い
デメリット3
いずれ白サビが発生する
対してクリアー無の場合は白サビは発生しない
メリット1
保護膜があるため酸化白ボケ(白濁り)はしない
メリットはこの1つしか思い浮かびませんが・・・
クリアー有無の比較
クリアーと言っても塗膜の分僅かに濁りが出ます
クリアー塗装をした物としていない物との光沢の差です
酸化白濁り(白ボケ)の解消法
白濁り(白ボケ)は表面が曇っているだけですので、
市販の金属艶出し剤等を使い手磨きで復活出来ます
クリアー塗装の有無選択判断基準
クリアー塗装無しは、光沢は良いが酸化白ボケします。
この白ボケは市販の金属艶出し剤を使いDIY手磨きで復活は出来ます。
クリアー塗装有りは、酸化白ボケはしませんが光沢が引けます。
また、いずれクリアー塗装剥げや白ミミズ錆びが出ます。
どちらも一長一短ですが、判断基準としては 「光沢重視」 か 「メンテナンス性重視」 かになります。
DIYメンテナンスが苦では無く光沢重視の場合 → クリアー無し
DIYメンテナンスは苦で自信も無い、多少光沢が引けていても構わないという場合 → クリアー有り