ヴェイルサイド アンドリューV バレル研磨でオールポリッシュ加工
懐かしいホイールです。このホイールも昔かなり流行りましたね。オーソドックスなデザインなので、今見ても特別古さは感じませんね。
DIY磨きでポリッシュにされていて、深い磨き傷があちこちにあり、それらを無くしてプロの手によるポリッシュへやり直しです。
インナーリムはパウダーコートグロスブラックにします
インナーリムは、車に履かせてしまうと満足に洗浄出来ませんので、汚れを目立たなくするために、パウダーコートグロスブラックにします。
回転研磨で下地を作り、グロスブラックをパウダーコート、焼き付けて完成です。
ディスクとリムのポリッシュ加工です
作業途中画像がありませんが、リムはまずは回転研磨+バフ磨きでポリッシュに仕上げます。普通はこれでポリッシュとして完成ですが、当社の場合は、より光沢を出すため、バフ目の無い綺麗なポリッシュにするために、さらにバレル仕上げ研磨にかけてこれぞ鏡面ポリッシュまでにします。
ディスクはクリアーを剥離、ブラスト研磨、アクションツール研磨、バレル前の下研磨を十分に行ってから、バレル粗研磨→バレル仕上げ研磨にかけて高光沢の鏡面にします。
バレル研磨にかけるまでの下研磨が一番重要で、この下研磨さえツボを押さえて入念に行っていれば、一発でここまで光ります。
ただ塗装を剥離してバレル研磨にかけるだけのポリッシュではここまで鏡面にはなりません。
ピアスボルトとセンターキャップ飾りナットのゴールド塗装です
本当はゴールドメッキ調がご希望でしたが、ゴールドメッキ調にするには、クロームメッキ加工+キャンディーゴールド塗装となり、ベースのクロームメッキ加工が必要になるため、コストがそこそこかかります。
今回はご予算の関係もあり、ガンコートでのゴールド塗装になりました。
センターキャップのボルトとフランジナットはステンレス製新品をベースにします。センターキャップ固定のためのスタッドボルトもステンレス製の新品にします。
ピアスボルトは、元々の物を使います。1本1本ブラスト処理をしてから塗装になります。
組み付けをして完成です
今回は、リムもディスクもクリアーレス(クリアー無し)を選択されました。
クリアーレスはポリッシュの綺麗さを最大限生かしますが、保護膜が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。だからと言ってクリアー有りでも白錆び発生という別の懸念材料が出てきます。
ポリッシュのクリアー有り無しはどちらも一長一短があります。
ポリッシュクリアー無しの酸化白ボケ現象はこちらで確認下さい
ポリッシュクリアー有りの時の白錆び発生はこちらでご確認下さい