RAYSグラムライツ57Xtreme18インチ ブラッシュド/キャンディー塗装カスタム
RAYSグラムライツ57Xtreme18インチ、特に大きなガリ傷や曲がりの修理はなく、ブラッシュド+キャンディーパウダーコートカスタムでの入庫です。
塗装の剥離、下地研磨からブラック塗装です
剥離槽へ漬け込み大まかに塗装を剥離し、残った塗膜をサンドブラスト研磨で除去、アクション研磨+回転研磨、さらにバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
ウインドウ(スポーク間)はブラックにするので、まずはウインドウを中心にブラックでパウダーコートです。
天面&インナーのブラッシュド加工後にキャンディーパウダーコートです
一旦ブラックを焼き付け後に、天面をインナーのブラックを剥ぎ落としながらブラッシュド目を入れてきます。
鍛造で有名なRAYSですが、このグラムライツは鋳造になります。
RAYSと言えども鋳造は鋳造ですので、僅かですが鋳造巣穴はあります。
このままいきなりキャンディーパウダーコート、200℃で焼くと沸きが出る恐れがありますので、前もって下焼きを行ってから、キャンディーブラッシーゴールドをパウダーコートです。
仮焼きをしてブラッシーゴールド半完成後に、クリアーを丸塗りします。
キャンデイ―はカラークリアーですので、本来はクリアーはあえて必要はありません。今回も同じ見解でも良いのですが、ウインドウのブラック面も艶を出す場合は、それなりに厚く塗膜を付ける必要があります。あまり厚く塗膜を付けると、黒もややゴールドっぽく染まり気味になるので、黒部分には必要以上にゴールドを付けないようにし、その代りに最後のクリアーで光沢を出します。
黒に対して薄いキャンディーなので、黒はほぼ影響は受けないはずですが、一応念の為です。
もう一度焼き付けて完成となります。
ブラックとキャンディーゴールドでメリハリの効いたインパクトのある雰囲気になったと思います。