OZフッツーラ17インチ ブラッシュド/キャンディー&PCD加工/ハブ径加工
OZフッツーラ17インチです。特に何かの修理と言う事ではなく、経年により全体的に傷んできているため、リフレッシュついでにブラッシュド/キャンディーペイントでのカスタムリメイクでの入庫です。
今回は同時にPCD加工とハブ径加工も行います。
3Pですので分解し、各部位ごとに進めます。
アウターリムは回転研磨で磨きをかけ、バフ磨きでポリッシュにし、ここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目やバフムラ、磨き残しのない鏡面にします。
仕上げはパウダーコートクリアー塗装です。
インナーリムは回転研磨で下地を作ってからグロスブラックでパウダーコートです。
ディスクは塗装を剥離し、まずは加工をします。
PCD120→114.3へブッシュをスライドさせて圧入させます。
裏から見ると分かると思います。
120→114.3の差5.7㎜、移動幅としては半分の2.85㎜内側へ移動させてブッシュを圧入しています。
ハブ径は73㎜へ拡大加工です。
ディスクのブラッシュド加工です。ウインドウ(スポーク間)もブラッシュドの3Dブラッシュドです。
キャンディーブラックをパウダーコート
センターキャップもブラッシュド加工、キャンデイーブラックで一度完成させます。
OZロゴをシルバーでご希望ですので、周囲をマスキングで隠してガンコートでシルバー塗装です。
パウダーコートでシルバー塗装をすると膜が厚いので、表面に付いたシルバーを削り落としでロゴ無いだけのシルバーを残す事が出来ません。また、最後にパウダーコートのクリアーで閉じるためウレタン塗装でシルバー塗装をすると、パウダーコートクリアーの焼き温度200℃には耐えられません。こんな時に便利なのがガンコートです。ガンコートは薄膜で丈夫、焼き温度にも余裕で耐えられます。
3Pを組み付けて完成です。