アウディA8純正19インチホイールをバレル研磨で鏡面ポリッシュ加工
元々はウインドウ(スポーク間)内はガンメタ、表面天面は機械加工のダイヤモンドカットポリッシュになっており、今回はバレル研磨にてフルポリッシュご希望で北海道よりご依頼いただきました。
元の塗装を剥離し、下地研磨を施します。
バレル研磨でのポリッシュ加工は、元の塗装を剥離してそのままバレル研磨にかけたからと言って、綺麗なポリッシュになる訳ではなく、バレル研磨にかける前の素地の下研磨の良し悪しが仕上がりに直結する一番重要な作業になります。
表面は必ず下地研磨を施しますが、ウインドウ内も下地研磨を施してバレル研磨にかけるとウインドウ内も鏡面ポリッシュになり、これを3Dポリッシュと言います。
ウインドウ内は下地研磨を施さずにバレル研磨にかけると、下地研磨をした表面は鏡面ポリッシュ、下地研磨をしないウインドウ内は鈍いポリッシュになり、これを2Dポリッシュと言います。
今回は2Dポリッシュご希望でしたので、元の塗装剥離後に、表面だけ下地研磨を施します。
バレル粗研磨にかけます。
下地研磨後にバレル粗研磨にかけます。
次にバレル仕上げ研磨にかけます。
満を持して仕上げとなるバレル仕上げ研磨にかけます。
バレル粗研磨前の下地研磨に不備が無ければ、一発でこの仕上がりです。
今回はウインドウ内は下地研磨を施さない2Dポリッシュですが、元々の素地が良いためか、下地研磨を施していないウインドウ内も3Dポリッシュと遜色無い位に光りました。
最後にパウダーコートクリアー塗装を行います。
クリアー塗装をすると、塗膜分の僅かな濁りが出ますが、だからと言ってクリアー塗装無しですと鏡面感は抜群ですが、酸化白ボケしますので、メンテナンスに手間がかかります。
ポリッシュのクリアー有り無しはどちらが良い悪いではなく、どちらも一長一短あります。
詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」にて参照下さい。
焼付けて完成です。