米国日産アルマダ(アルマーダ)純正17インチホイールをバレル研磨ポリッシュ加工
現状はクロームメッキで、クロームメッキはそもそもが強くはありませんので、腐食等が出てきているため、クロームからバレル研磨でのオールポリッシュ加工ご希望で、福島県よりご依頼いただきました。
まずはクロームを剥離します。
クロームは塗装のように剥離出来ませんので、専門業者にて電解剥離と言う方法での剥離になり、剥離するだけでもそこそこ値が張ります。
クロームの電解剥離後
次に素地の下地研磨を行います。
剥離をしてそのままバレル研磨にかけたからと言って綺麗なポリッシュになる訳ではなく、バレル研磨投入前の素地の下地研磨が最後の仕上がりの良し悪しに直結する重要な作業で、この下地研磨の作業が全体の半分以上の手間と時間を要します。
下地研磨後
バレル粗研磨にかけます。
下地研磨完了後にバレル粗研磨にかけます。
最後にバレル仕上げ研磨にかけます
最後に満を持して最終工程のバレル仕上げ研磨に投入します。
最初の下地研磨段階の作業に不備が無ければ、各工程1発でここまで光ります。
クリアー塗装を行います。
ポリッシュ後のクリアー塗装有無は選択出来、ポリッシュの輝き重視はクリアー無しですが、保護膜が無いため徐々に酸化白ボケはします。
参加白ボケは市販の艶出し剤等ですぐに復活は出来ますが、それが手間な場合はクリアー塗装をした方が良いです。
ただし、クリアーと言えども塗膜分の多少の濁りは出ますので、クリアー有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー有りでご希望されましたので、クリアーをパウダーコートします。
焼付けて完成です。